熊本緒県内のスーパーサイエンスハイスクールの高等学校5校で2021年9月に発足した「熊本サイエンスコンソーシアム」(以下KSC)は、熊本県における理数教育の発展と理数系ハイレベル人材の育成に相互に協力するため、崇城大学と高大連携・高大接続に関する協定を12月20日(月)に締結する。
■熊本サイエンスコンソーシアムの取組を全国に普及
今回の協定は、理数系ハイレベル人材の育成プロセス研究を高大連携で進め、その研究成果をパイロットモデルとして全国に普及することが目的。そこでKSCに所属する生徒の課題研究や探究活動に対し、崇城大学が研究支援を行うなど円滑な推進を図る。
■キックオフイベントで5校の生徒が発表
12月20日には締結式に合わせてキックオフイベントを開催。崇城大学 池田キャンパスを会場に、熊本サイエンスコンソーシアムの5校(天草高等学校、鹿本高等学校、宇土高等学校、熊本北高等学校、第二高等学校)の生徒が研究成果を発表する。
<熊本サイエンスコンソーシアム(KSC)と崇城大学との高大連携・高大接続に関する
協定調印式及びキックオフイベント>
日時:2021年12月20日(月) 13:30~14:40
場所:崇城大学 池田キャンパス(熊本市西区池田4丁目22番1号)SoLAホール
【出席者】
熊本サイエンスコンソーシアム
熊本県立第二高等学校 光永幸生校長(会長)
熊本県立熊本北高等学校 月井雅晴校長
熊本県立宇土高等学校 森田淳士校長
熊本県立天草高等学校 馬場純二校長
熊本県立鹿本高等学校 西村浩二校長
ほか、各県立高等学校担当教諭及び生徒代表33人
崇城大学 中山峰男学長
各学科代表15人
【キックオフイベント】 14:00~
1.崇城大学研究支援 概要説明
2.研究紹介
①天草高等学校
テーマ「アマモ(海藻)を活用した地球温暖化対策」
担当教員 宮崎一教諭 生徒4人(1、2年生)
指導 工学部 ナノサイエンス学科 田丸俊一教授
②鹿本高等学校
テーマ「渋柿とカゼインでプラスチックの代替品を作る」
担当教員 梶原智子教諭 生徒2人(1年生)
指導 工学部 ナノサイエンス学科 池永和敏教授
③宇土高等学校
テーマ「動物胚から単離した細胞培養および組織形成」
担当教員 後藤裕市教諭 生徒5人(2年生)
指導 生物生命学部 松下琢教授
④熊本北高等学校
テーマ「ヘンレループのモデル化と選択的透過性の程度の比較」
担当教員 安尾隆二教諭 生徒6人(2年生)
指導 生物生命学部 後藤浩一教授
⑤第二高等学校
テーマ「炭を使った水の浄化・吸着の研究」
担当教員 高橋美里教諭 生徒9人(1、2年生)
指導 工学部ナノサイエンス学科 西田正志准教授 友重竜一教授
3.講評
崇城大学 生物生命学部 松下琢副学長(熊本北SSH運営指導委員)
4.閉会