子供たちがSDGsに触れ、社会課題に気づき、主体的に考え行動することのサポートを目的とする体験・参加型のSDGsパビリオン「KidZania SDGs Center(キッザニアSDGsセンター)」が、「キッザニア東京」(東京都江東区)と「キッザニア甲子園」(兵庫県西宮市)に12月15日(水)オープンした。
■アクションラリーを通じて地球が抱える課題を考える
SDGsパビリオン「KidZania SDGs Center」はキッザニア誕生の物語を通じてSDGsの考え方について学んだあと、地球の抱える課題を考えるためのツール「未来を変える!アクションラリー」を用い、食品ロスや服の大量廃棄など、地球が抱える様々な課題に関するクイズについて考える。
■8つの展示スポットで自分なら何ができるかを考える
クイズの回答と課題の解決例が展示物とともに紹介されている8つの展示スポットで、子供たちは具体的な課題解決方法を知るだけでなく、自分ならどんな解決のための行動ができるかを考える。
■キッザニアのキャラクターと地球の抱える課題を考える
キッザニアのキャラクターたちと一緒に地球の抱える課題を考えるためのツール「未来を変える!アクションラリー」ラリーブックを受け取ったら、館内にある8つの展示スポットを巡り、各クイズの答えと課題への取組事例を学ぶ。その後、パビリオンに戻り、チケット裏面に一番解決したい課題と自分でできるアクションを書きこむ。
<「未来を変える!アクションラリー」協賛・協力企業一覧>
【協賛企業】※五十音順
・資源のリサイクル率問題(KDDI)
使われなくなった携帯電話を手作業で分解することで高いリサイクル率を達成。
本イベントでは資源の適切なリサイクルによりCO2排出削減にもつながっていく
ことを知ってほしいと願っている。
・日本の森林問題(三井不動産)
「植える~育てる~使う~植える」サイクルを維持し”終わらない森”創りに取り組ん
でいる。本イベントでは、森林と共生するために正しく循環することの大切さを
知ってほしいと願っている。
【協力企業】※五十音順
・サンゴの減少問題(イノカ)
海水温上昇で絶滅の危機にあるサンゴ礁生態系を水槽の中に再現し、研究をしている。
本イベントでは多くの海の生き物たちの住み家であるサンゴの大切さを知ってほしい
と願っている。
・食品ロス問題(グリラス)
食品ロスを餌に育てた国産食用コオロギを“サーキュラーフード”として紹介。
本イベントでは食品ロス問題のほか、コオロギが環境に良い食品だと知ってもらい
たいと願っている。
・服の大量廃棄問題(日本環境設計)
捨てられるはずだった服を「ケミカルリサイクル」で「服から服」を作っている。
本イベントでは不要になった服を適切に循環させていくことの大切さを知って
ほしいと願っている。
・買い物の基準問題(マザーハウス)
ものづくりを通じて途上国の人や素材の可能性を発信している。本イベントでは、
人権や環境を思いやる「エシカル消費」について知ってほしいと願っている。
・身近なもったいない問題(モーンガータ)
使い切れないコスメを絵の具などへ転化し新たな価値を与える「アップサイクル」の
取組を進めている。”もったいない”を新たな楽しみへと変えることを通して多角的
視点を持ってほしいと願っている。
・傘の大量廃棄問題(モンドデザイン)
ビニール傘の特性を活かし、廃棄されたビニール傘で様々なアイテムを製作。
本イベントでは、ものを大切に使う気持ちを持ってほしいと願っている。
◆キッザニアが目指すSDGs
~「Get Ready for a Better World」―よりよい世界のために―~
「KidZania SDGs」とは、一人でも多くの子供が持続可能な世界実現の重要性に気づき、自ら考え主体的に行動を起こすきっかけの場として進化すること、さらにキッザニアを通じて子供たちのSDGsへの理解を深め、行動を起こすための体験機会をスポンサー企業とともに提供することにより、「2030年、こども達が持続可能な社会を実現するために自ら行動を起こせるようになる、世界とつながる体験プラットフォームになる」という目標達成を目指す取組となる。