FSCジャパンは、中高生に未来の森を守る「FSCマーク」を知ってもらうため、学校の授業で実施可能な学習プログラムを開発。現在、学習プログラムの実施を希望する全国の中学・高等学校の教員を募集している。
■森林破壊の現状や森林保全およびFSCマークの重要性を知ってもらうために
国際的な森林認証制度FSCの普及啓発を行うFSCジャパンは、森林破壊の現状や森林保全およびFSCマークの重要性を全国の中高生に認知・理解してもらうため、学校の授業で活用できる学習プログラム「未来の森を守るFSCマーク–知って学んでアクションにつなげよう–」を開発。授業として実施を希望する中学・高等学校の教員の募集を12月8日(水)より開始した。
■関係省庁や関係団体、企業からの支援に向けて
この学習プログラムは、教育現場におけるSDGsの取り上げ増加や、中高生の環境・社会問題への関心の高まりを背景に、教育現場を通じた森林保全やFSCマークの正しく・深い理解の促進を目指すとともに、関係省庁や関係団体、FSCマークの普及に賛同する企業からの支援に向けて開発された。
■授業を通じてFSCマークの普及につなげる
日頃から学校で授業を行っている教員が、本学習プログラムを単元の一授業として実施することで、未来を担う中高生のFSCマークの普及の重要性に対する理解が深まり、一人でも多くの中高生のアクションにつながることが期待される。
■「第3回FSCアワード」のエントリーも受付中
また、中高生を対象としたFSCマークの普及アイデアコンテスト「第3回FSCアワード」のエントリー受付も開始。本学習プログラムでFSCマークについて学んだ生徒を始め、多くの中高生からの応募を受け付けている。
<プログラム概要>
名称:FSCエデュケーションプログラム“未来の森を守るFSCマーク –知って学んで
アクションにつなげよう-”
対象:日本国内の中学校・高等学校に勤務し、生徒への授業実施が可能な教員
応募期間:2021年12月8日(水)~2022年3月31日(木)
推奨教科・単元:
【中学校】社会(さまざまな国際問題)
【高等学校】現代社会(地球環境問題)
※特別活動、総合的な学習の時間、学活、LHRなどの時間での実施も可
コマ数:1コマ(45~50分)完結
提供教材:①授業用スライド、②ワークシート、③ミニ冊子(FSCマーク事例集)、
④授業進行台本、⑤概要資料
授業の申込:
①以下のWebもしくはQRコードから同プログラムの教材サンプルを申請
②教材サンプルを見た上で授業の実施を検討後に正式申込
主催:FSCジャパン
協賛:イオン、王子ネピア、花王、キリンホールディングス、
クラシエホールディングス、日本製紙、日本テトラパック、日本マクドナルド、
三菱製紙、三菱王子紙販売、明星食品、明治ホールディングス、ユニ・チャーム
後援:環境省、消費者庁、林野庁、国際協力機構(JICA)、WWFジャパン、
日本サステナブル・ラベル協会
<FSCマーク>
FSCの定めた基準をもとに、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や回収材等の責任をもって調達された原材料から生産された製品に、FSCマークがつけられる。FSCマークがついた製品を使うことで、世界の森林保全につながる。