世界での日本語人気が高まる一方、日本人の9割以上が「英語に自信がない」と回答。また「英語を学習している人」が1割以下であることがDuolingoの実施した調査から明かになった。
■8割以上が「英語に自信がない」と回答
無料語学アプリを提供するDuolingoは日本国内ユーザーと都道府県在住の4700人を対象に調査を実施した。自身の英語力に自信があるかという質問では、91.3%の人が「自信がない」と回答。同時に、現在英語を勉強しているかという質問に関しては 90.3%が「いいえ」と回答した。
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■約9割の人は自身の英語力は「初心者レベル」と回答
次に自身の英語力のレベルがどれくらいかという質問では、89.9%の人が「初心者(ほとんど知らない)・上級初心者(簡単な基礎は知っている)」と回答。上級者(流暢に話せる)と回答した人はわずか 0.7%という結果となった。
■世界での人気が高まる日本語
Duolingo English Report によると、日本語は世界で 5番目に人気の言語となりアジア圏の言語で一番人気という結果となった。世界的なスポーツ大会などにより日本文化の注目が高まっていることが伺える。
【世界の人気言語ランキング】
1位:英語
2位:スペイン語
3位:フランス語
4位:ドイツ語
5位:日本語
■高まる韓国語人気
Duolingo を日本で利用しているユーザーに学んでいる言語について聞いたところ、1位が「英語」、2位が「韓国語」、3位が「中国語」となった。K-POPや韓国ドラマなどのエンタメコンテンツが大きな話題となったこともあり、韓国語を学びたいという人が大きく増えていることが伺える。
【日本で学ばれている言語ランキング】
1位:英語
2位:韓国語
3位:中国語
4位:日本語
5位:フランス語
■言語を学ぶ目的は子供に教えたい、学ばせたいを意味する「家族」が増加
日本人の言語を学ぶ目的について聞いたところ、旅行などの「外向き」な理由から、家族などの「内向き」な理由に変化していることがわかった。新型コロナウイルスの影響で外国とつながるきっかけが減ったことで、2019年まで多かった「仕事」と「旅行」が共に10ポイント以上減少。一方で子どもに教えたい、学んでほしいということを意味する「家族」が約 15%に増加した。
■英語に自信がある都道府県と英語学習を行っている都道府県は東京都がトップに
各都道府県に在住の100人ずつ合計4,700人に英語に自信があるかを聞いたところ、1位が「東京都」で 14.5%、2位が「石川県」と「沖縄県」で 13.5%という結果になった。さらに、英語学習を行っているかという質問では、1位が「東京都」で 19.2%、2位が「熊本県」で 18.3%、3位が「岡山県」と「千葉県」で 16.3%となった。
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<調査概要>
【日本人の英語力に関する調査】
サンプル数:計4,700人(各都道府県に住む20〜50代 25人ずつ)
調査期間:2021年11月12日(金)〜11月14日(日)
調査方法:WEB アンケートにて調査
※『Duolingo 語学調査』調べ