文部科学省が推進する「教育データの標準化」への取組として、CBTシステム(MEXCBT:メクビット)がCOMPASSのAI型教材「Qubena(キュビナ)」と連携。学習指導要領コードへの対応、国際標準規格(IMS技術標準等)への対応を2022年度に実施する。
■「教育データの標準化」を推進し「MEXCBT」の段階的な提供をスタート
文科省では「教育データの標準化」を推進しており、学習指導要領のコード化に続き、国際標準規格に基づく公的・汎用的なCBTプラットフォームである「MEXCBT」を開発し、段階的な提供をスタートした。
■「個別最適化された学び」実現の取組を一歩先へ進める
COMPASSでは、Qubenaのサービス開始以来、学習データの利活用による「個別最適化された学び」実現のための取組を重ねてきた。そうした取組を一歩先へ進めるものとして、学習eポータル標準モデルへの準拠によるMEXCBTとの連携、学習指導要領コードへの対応、国際標準規格への対応などを進めていく。
■デジタル教科書等とQubenaの連携も見据え
今回の対応により、MEXCBTに加え、デジタル教科書等とQubenaの連携も見据えている。公教育における教科書・テスト・ドリルのシームレスな学びの環境を届けるとともに、それらのデータを横断的に利活用することで個別最適化された学びの実現が目指される。
<MEXCBT連携について>
この連携により、Qubenaを経由したMEXCBTの利用が可能になるとともに、子供たち一人ひとりのQubenaにおける日々の学習データ、MEXCBTにおけるテスト結果のデータの連携を行うことで、次のような活用が想定される。
・Qubenaの学習データとMEXCBTのテスト結果の相関関係を分析
・MEXCBTのテスト結果を含めたQubenaでの学習の最適化
<学習指導要領コード対応について>
Qubena搭載コンテンツの学習指導要領コード対応により、本格導入に向け準備が進むデジタル教科書や、多様なデジタル教材との連携を見据えている。Qubenaの問題と該当するデジタル教科書内のコンテンツのリンクなど、シームレスな学習体験を提供することが可能となる。さらに、学習指導要領コードとQubenaが保有する数万に及ぶ学習概念のメタデータを接続することで高い精度での連携が実現する。