東京女子学園高等学校の1年生42人は、ファーウェイ・ジャパンと朝日新聞社の共同による出張授業を11月20日(土)に受講。農家とレストランをつなぐサービス「SEND」を立ち上げた、いきものカンパニーの菊池紳代表が食物の持続性について語った。
■食料問題とSDGsの各ゴールとの関係を紹介
出張授業では食料問題とSDGsの各ゴールが密接に関係していることが語られた。わかりやすいのは「1.貧困」と「2.飢餓」だが、そのほかにも携わる人の問題として「5.ジェンダー」、食材管理では「6.水・衛生」、フードロスは「12.持続可能な消費と生産」などが関係しているという。さらに「最も持続性の高い食物はお米」と指摘し、水門管理にITを導入し効率化している事例が紹介された。
■ICTをSDGsの実現にどう生かすか
また、ファーウェイ・ジャパンの郭宇部長は、ICTをSDGsの実現にどう生かすかをテーマに講演。ICTの発達は第四次産業革命であることを指摘したうえで、森林保護や遠隔医療などの活用事例を紹介した。
■体験学習や探求学習に取り組む東京女子学園高等学会
東京女子学園高等学校は「人の中なる人となれ」を教育理念とし、体験学習や探求学習に積極的に取り組んでいる。出張授業を受けた生徒からはSDGsの取り組みについて「環境省にポイ捨ての改善案を提案したことがある」など頼もしい意見がでた。
■全5校でSDGsの出張授業を実施
ファーウェイ・ジャパンは朝日新聞社と共同で、首都圏の中学生や高校生を対象にSDGsの出張授業を11月下旬から開始。出張授業は東京女子学園以外に、SDGsの学習に積極的に取り組んでいる都立武蔵高等学校、ドルトン東京学園中等部、和洋九段女子高等学校、晃華学園中学校高等学校で12月に行われる。
■SDGs Quest みらい甲子園首都圏大会に特別協賛
ファーウェイ・ジャパンは、高校生がSDGs実現に向けたアイデアやアクションのプランを発表するSDGs Quest みらい甲子園首都圏大会を特別協賛している。大会の概要は以下の通り。
<SDGs Quest みらい甲子園首都圏大会 概要>
開催日程:
12月17日 参加登録締め切り
2022年1月10日 プラン提出締め切り
2022年3月26日 首都圏大会ファイナル
主催:SDGs Quest みらい甲子園首都圏大会実行委員会
共催:朝日新聞社メディアビジネス局
後援:国連広報センター、ジャパンSDGsアクション推進協議会、千葉県、埼玉県、
神奈川県、埼玉県教育委員会、神奈川県教育委員会、八王子市教育委員会、
横浜市教育委員会、一般財団法人東京私立中学高等学校協会、JICA東京、JICA横浜