岡山県瀬戸内市教育委員会は教育ICT基盤整備において、学習用端末のミラーリングや校内の一斉映像配信に対応する、フルノシステムズの動画伝送アクセスポイント「ACERA(アセラ)1150w」を導入した。
■小学校6校・中学校3校で各教室に「ACERA 1150w」を配備。
瀬戸内市内では、市内の小学校6校および中学校3校の各教室に「ACERA 1150w」を配備。児童生徒が1人1台端末を活用した授業を実施できるネットワーク環境を構築した。
■一斉放送システムで学校行事を校内放送で実現
また、一部の学校において「ACERA 1150w」のオプション機能である校内ネットワークと端末を組み合わせて、手軽に校内放送を実施できる「一斉放送システム」を活用。それにより、全校朝礼や始業式などの学校行事を中継配信で実施。“密”な環境を避けて集会を開催できる環境を整えた。
■行幸小学校では学校行事に活用
「ACERA 1150w」は学習用端末の画面を大型提示装置にミラーリングできる機能を備えており、動画や静止画をクラス全体で簡単に共有できる。また、瀬戸内市立行幸小学校では、オプション機能である「一斉放送システム」を全校朝礼や始業式などの学校行事で活用している。
■児童生徒の「密」を回避する環境を構築
教育機関では、新型コロナウイルス感染症予防の観点からICTを活用したオンライン授業の機会が増えつつある。フルノシステムズは、学校行事・イベント開催に伴う子供たちの“密”を回避するための手段として「一斉放送システム」をはじめとする無線LANソリューションを提供。教育ICTを実施運用するための快適なネットワーク環境の構築に貢献する。
<瀬戸内市教育委員会について>
瀬戸内市教育委員会は、GIGAスクール構想に基づき、市内全ての小中学校に1人1台の学習用端末使用環境を整備し、2021年度より本格的に運用を開始した。市内小学校6校と中学校3校の各普通教室および特別教室にACERA1150wを配備。合計約270台のアクセスポイントと約70台のスイッチングハブを無線ネットワーク管理システム「UNIFAS(ユニファス)」で集中管理している。