書籍『産婦人科専門医が教える はじめての性教育』が自由国民社から12月1日(水)に刊行された。本書では2万人の小中高生に「性」と「生きること」を講演してきた産婦人科専門医が、実際に生徒から寄せられた「教科書に載っていない」リアルな40の質問にやさしく答えている。
■「人に言えないこと」「恥ずかしいこと」と捉われがちな性の話題
世界と比べて、後れを取っている日本の性教育。親世代では「人に言えないこと」「恥ずかしいこと」「子供にはまだ早いこと」として「性」をとらえ、家族で気軽に話せる話題ではないと認識している人も多い。
■どう答えるか迷う質問についてポイントを分かりやすく解説
「デリケートゾーンのにおい、色、毛について」、「オナニーって安全?」、「どんな時に病院に行くべき?」、「性交しないで妊娠する方法ってある?」、「性感染症になったらどうなるの?」、「異性に興味がないのは変?」など、子供に対して「どう答えるべきか迷ってしまう」ポイントをわかりやすく解説している。
■性についてしっかりと受け止める若い世代
講演会でアンケートをとると「性」に対して「大切なこと」「男女のこと」「生き方につながること」というイメージがあると回答する生徒が多いと著者は語る。親世代と比べ、現代の中高生は「性=しっかりと考えるべきこと」というとらえ方をしていることがわかる。
■子供の質問に逃げずに向き合う
大切なことは、子供たちが投げかけてくる性についての質問には逃げずに向き合うこと。親子で性のことを話すきっかけとなる一冊。
<書籍概要>
書名:『産婦人科専門医が教える はじめての性教育』
著者:仲 栄美子
定価:1430円(10%税込)
判型:四六判
頁数:176頁
ISBN:978-4-426-12725-1
発行日:2021年12月1日
【目次】
1章 性教育って何を学ぶの?
2章 女子に多い質問
3章 性の多様性について
4章 性感染症について
5章 性は「生きる」こと
【著者プロフィール】
仲 栄美子(なか・えみこ)
産婦人科専門医、女性のヘルスケアアドバイザー。2001年、埼玉医科大学卒業後、同大学総合医療センター産婦人科勤務。第一線で働くやりがいを感じていたが過労によるうつ病を発症し、2008年より地元で唯一の産婦人科クリニックである現医院で働く両親のもとに戻った。主に産婦人科を中心とした地域医療に従事しており、今までに5000人以上の出産に立ち会っている。日々の診療の傍ら小中高校を回り、これまでに10年間で約200校2万人への性教育講演活動を行っている。
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