東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクは、タブレットやスマートフォンなどの携帯情報端末や人型ロボット「Pepper」を活用して、障害児の学習・生活支援を行う実践研究プロジェクト「魔法のプロジェクト2021~魔法のMeasure(メジャー)~」のオンライン成果報告会を、2022年1月22日(土)に開催する。
■57団体にタブレットやスマートフォンを貸し出し
「魔法のMeasure」では、2021年4月から地方自治体を含む全国の特別支援学校、特別支援学級および通常学級など57団体に、合計228台のタブレットやスマートフォン、人型ロボット「Pepper」、スマートスピーカー、電子書籍リーダーなどを無償で貸し出しを実施。所属する児童・生徒・学生と教員など2人1組、計65組が活用している。
■2021年度は6つの地方自治体(教育委員会)が参加
2020年度からは地方自治体(教育委員会)単位での参加を受け付けている。2021年度は北海道教育委員会、戸田市教育委員会、白岡市教育委員会、滋賀県総合教育センター、南あわじ市教育委員会、新居浜市教育委員会が実践研究を行っている。
■ICTを活用した9つの事例を紹介
今回の成果報告会では、新型コロナウイルス感染症の影響で分散登校や遠隔授業などになった際の学習に、ICTを活用した9つの事例を紹介する。
<「魔法のMeasure」オンライン成果報告会 概要>
開催日時:2022年1月22日(土) 13:00~16:00 ※入室開始時刻12:30
参加対象者:特別支援教育関係者や保護者をはじめ誰でも参加可能。
参加費:無料
参加申し込み:以下のWebから参加を申し込む
<プログラム>
13:00 開会、プロジェクト概要説明
佐藤里美氏 ソフトバンク コーポレート統括 CSR本部 CSR企画統括部 CSR企画部
多様性推進課/東京大学先端科学技術研究センター 協力研究員
13:05 基調講演
「GIGAスクール時代の特別支援教育におけるICT活用」
中邑賢龍氏 東京大学先端科学技術研究センター 人間支援工学分野 教授
13:45 教員の表彰
14:00 全体シンポジウム(実践事例紹介)
北九州市立小倉総合特別支援学校、群馬県立太田フレックス高等学校、
山口県立田布施総合支援学校、太田市立尾島小学校、仙台市立八乙女中学校、
神奈川県立平塚養護学校、大分県立別府支援学校、広島市立己斐上中学校、
香川県立高松養護学校
16:00 閉会