工学院大学の鈴木敏彦研究室(建築デザイン学科)は、オールジェンダー対応の便座「小便座」をデザイン。11月26日(金)まで開催されている産業交流展2021に出展している。高齢者や介護者、障害者やLGBTなど誰でも安心して利用できるトイレの実現が目指される。
■従来の便座の上に取り付けて使用
小便座は従来のトイレの便座の上に取り付けて使用する、蓋を兼ねた男性用の便座。男性は便器に向き合うようにまたがった姿勢を取る。大便で使用する際は、蓋として上げて通常の便座に座る。
■スペースの有効活用や汚れ減少など様々な利点
小便座を個人住宅・公共トイレに設置する利点として、「あらゆる人のプライバシーを守る」、「トイレスペースを有効活用できる」、「飛尿による汚れ減少」、「オストメイト使用者は座ったままパウチ処理が可能」などがあげられる。
<「小便座」詳細>
製品名:小便座付き便器
特許:日本教育楽器株式会社、特開2020-133151号
意匠登録:工学院大学、便座、意願2021-025312(2021年11月28日出願)
サイズ:510mm×348mm×120mm
<「産業交流展2021」出展概要>
開催日時:2021年11月24日(水)~11月26日(金)
会場:東京ビッグサイト南展示場、4階 南3ホール、医療・福祉分野 ブース23
出展者:日本教育楽器株式会社
テーマ:小便座/オールジェンダー便器の提案
出展内容:試作デザインの展示、着座体験
イベントURL:https://www.sangyo-koryuten.tokyo/