マイクロソフトは、主に幼稚園から中学校の授業をサポートする教育向けOSとして「Windows11 SE」と、その搭載デバイス「Surface Laptop SE」を11月9日(火)に発表した。米国発情報によるとWindows 11 SE を稼働するために開発された Surface Laptop SE は、これまでの Surface PC の中で最も手頃な 249 ドル (日本参考価格 27,800 円 ・税抜) から提供されるという。K-8 を対象とした初の Surface で11.6 インチのスクリーン。電源管理を極限まで最適化し典型的な使用パターンで最大 16 時間のバッテリー持続時間を提供する。
■オンラインと対面のブレンド型学習で直面する課題に対処
Windows 11 SE は、学校がブレンド型学習 (オンラインと対面授業の混合) で直面すると思われる課題に対処するために、新型コロナのパンデミック期間中に設計・開発された。低コストのデバイスでリソースを最適化することでパフォーマンスを向上し、より包括的な学習体験を提供しながら導入と管理も容易。
■Windows 11 SE 搭載の「Surface Laptop SE」を提供
生徒向けにカスタマイズされた「Surface Laptop SE」などの Windows 11 SE 搭載デバイスも発表。インテルまたは AMD のチップを搭載したデバイスが、Acer、ASUS、Dell、Dynabook、富士通、HP、JP-IK, Lenovo、Positivo などから提供される。
■安全性が高く、導入や管理が容易なOSを開発
2021年10月に提供を開始した Windows11により、これまで以上のパフォーマンス、選択肢、柔軟性が生徒と教員に提供されている。「Windows 11 SE」は、現在の教育向け Windows 11 デバイスを補完。安全性が高く、導入や管理が容易で、変化する学校生活の中で 1 年通じて活用できるデバイスを求める学校のIT管理者からのフィードバックを基に開発された。
■Microsoft Officeアプリケーションをオフラインでも使用
Windows 11 SE は、Microsoft365アプリケーションなどの使用に最適化されており、オンラインとオフラインの両方をサポート。Windows 11 SEデバイスでは、WordやExcelなどMicrosoft OfficeアプリケーションをMicrosoft 365 のライセンスの一部としてオフラインで使用できる。インターネットにアクセスできるようになると、Windows 11 SE はオフラインでの変更を自動的に同期する。
■最大16時間のバッテリー接続時間
Windows 11 SEを稼働するために開発された「Surface Laptop SE」は、11.6インチのスクリーン、720p HDフロントカメラ、ステレオスピーカーを搭載。UEFIコードなどの詳細部分のチューニングにより電源管理を極限まで最適化したことで、「Surface Laptop SE」は最大 16 時間のバッテリー持続時間を提供する。
■高精細カメラを搭載し、高品質のビデオ授業を実現
マイクロソフトは高精細カメラを開発し、顔認識の機能を向上することで、高品質のビデオ授業を実現した。さらに、Surfaceのクラス最高のタイピング体験を低価格で実現。キー音を調整して、ビデオ授業でメモを取る時に気が散らないようにした。