成城大学大学院 文学研究所主催による学術講演会「カズオ・イシグロと<始まり>の探求」を12月2日(木)にオンラインで開催する。
■ノーベル文学賞作家のカズオ・イシグロ氏の作品を紐解く
学術講演会「カズオ・イシグロと<始まり>の探求」は東京大学大学院の秦邦生准教授を講師に迎え、2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の小説をテーマに、作品を考察・紐解いていく。
■始まりをテーマに考える
故郷としての日本や誕生の瞬間をも含意する<始まり>という多義的なテーマがイシグロ氏のキャリアの始まりの時期にどう表れていたのかを、初期の短編や日本を舞台とした小説二作品、さらにはアーカイブ資料などを参照しながら考える。
<講師プロフィール>
秦邦生(しん・くにお)氏
1976年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は英文学。編著書に『ジョージ・オーウェル『一九八四年』を読む——ディストピアからポスト・トゥルースまで』(編著、水声社、2021年)、『カズオ・イシグロと日本——幽霊から戦争責任まで』(共編著、水声社、2020年)、『イギリス文学と映画』(共編著、三修社、2019年)、訳書にフレドリック・ジェイムソン『未来の考古学Ⅰ・Ⅱ』(共訳、作品社、2011−2012年)など。
<開催概要>
開催日時:2021年12月2日(木)15:00~16:30
タイトル:「カズオ・イシグロと<始まり>の探究」
講演者:秦 邦生氏(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
開催方法:Zoom ミーティング
参加費:無料
申込方法:11月29日(月)までに申込みフォームから申し込む
※申し込んだ人には講演会の前日までにオンライン講演会URLをメールで送信する。