東京・八王子市の工学院大学附属中学校・高等学校は、東京薬科大学と中高大連携に関する協定を11月5日(金)に締結した。
■中高生が大学の模擬授業や植物園見学を体験
両校の取組としては講義と見学が2021年6月にスタート。高校1年生は山内淳司教授(同大学生命科学部 分子生命科学科長)による模擬授業「生命科学部 4 年生と大学院生と行う再生医学研究」を体験。中学3年生は模擬薬局と植物園見学を行い、薬学部の本格的な実験室や医薬品、植物に興味津々だった。
■高2生が視覚的に様々な解析を行う実験に挑戦
2021年7 月に高校 2 年生は冨塚一磨教授(同大学生命科学部 応用生命科学科長)による緑色蛍光たんぱく質を始めとした蛍光たんぱく質を利用して、視覚的に様々な解析を行う実験を体験した。実験では初めて大腸菌を扱い、PCR 検査を慎重に進めるなど高校の授業とは違う内容に学びが深まった。
■教職員対象の合同研修会を実施
2021年10 月には、両校の教職員を対象に合同研修会「大学入学共通テストと新学習指導要領における情報科」を開催。情報処理学会の初等中等教育委員会委員長も務める中野由章校長が講演した。
■強固な連携を推進
11月5日(金)に行われた調印式では、今後も両校の生徒・学生・教職員が共に行き来する強固な連携を進めることで一致した。