川崎市立平間小学校はプロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」やUPDATERと共同で、エアテック事業「みんなエアー」の空気計測器「MADO」を活用した空気質モニタリングで、感染症対策や持続的な生徒のパフォーマンス向上を検証することを目的とした実証実験を開始する。
■CO2濃度が1000ppmを超えたら窓を開ける
平間小学校では暖房などの熱効率の観点から冬には窓を締め切るがコロナ感染が危惧される。これに対し、みんなエアーの空気の見える化により、CO2濃度が1000ppmを超えたタイミングで窓を開けるように取り組んでいる。
■教室の空気環境がどのような状態にあるかを把握
実証実験では全教室を対象に、空気環境がどのような状態であるかを把握する。必要があれば改善対策を検討するとともに、空気の状態や施設内での取組を職員・生徒・保護者などの関係者に「見える化」することが、それぞれのコミュニケーションにどのような影響を与えるか観察・検証する。
■空気環境が教員や生徒のパフォーマンス向上につながるか検証
学習環境における集中力などにとってもCO2濃度1000ppm以下の環境を整えることが望ましい。感染症対策のみならず、持続的な活用により教員や生徒のパフォーマンス向上につながるか観察・検証する。
■川崎ブレイブサンダースと川崎市のSDGs推進に関する協定を締結
川崎ブレイブサンダースは、2020年9月にSDGsプロジェクト「&ONE(アンドワン)」を立ち上げ、川崎青年会議所の後援のもと、SDGs未来都市に指定されている川崎市と「川崎市と川崎ブレイブサンダースが実施する持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関する協定」を締結し、様々な取組を実施している。
■11月11日には寄贈式を開催
一方、平間小学校は「第4回ジャパンSDGsアワード」において特別賞を受賞。UPDATERは同アワードで内閣総理大臣賞を受賞するなど、3団体共に積極的に取り組んでいる。11月11日(木)には「みんなエアー」の機器を贈る寄贈式が行われる。
<実証実験概要>
実証実験内容:みんなエアーによるMADO(空気質計測器)を活用した空気質モニタリング
実証実験期間:2021年11月11日(木)~2022年11月30日(火)予定
実証実験場所:平間小学校