ベネッセコーポレーションの小学校向け英語のパフォーマンステスト「スピーキングクエスト」が、(一社)e-Learning Initiative Japanが主催する第18回 日本e-Learning大賞の「総務大臣賞」を受賞した。
■e ラーニングを活用したコンテンツなどから優れたものを選出
「日本 e-Learning 大賞」は、企業・学校・自治体などにおける、e ラーニングを活用したコンテンツ・サービス・ソリューションの中から、特に優れたものを選出するアワード。教育をテーマとしたアワードの中で、経済産業省、文部科学省、総務省、厚生労働省の4つの大臣賞が付与されるのは他に例がなく、毎年大きな注目を集めている
■外国語の教育科に伴い生まれた新しい課題
2020年度より小学校5・6年生の外国語の教科化が始まり、「話すこと」の評価が学校現場で求められるようになった。一方、教員にとっては「テスト準備と採点の教員負担が大きい」「英語4技能をバランスよく指導・評価するノウハウが足りない」などの課題が生まれている。
■クラス一斉の英語パフォーマンステストを実施
そうした課題解決に向けて「スピーキングクエスト」は、1人1台端末を活用し、学習支援ソフトの「ミライシード」からアクセスすることで、クラス一斉の英語パフォーマンステストを実施する。
■AIで児童個別の回答を即時判定
「スピーキングクエスト」は小学生の英語発話データを用いて独自開発したAIで、児童個別の回答を即時判定。新学習指導要領が定める評価項目ごとに採点・評価までを自動で行える。
■持ち帰りを想定した英語学習にも対応
また、ベネッセの英語学習サービス「Challenge English for school」も利用可能。これにより授業内や端末の持ち帰りを想定した英語学習も行うことができる。これらを通じ、教員の働き方改革と、児童の個別最適化された英語教育のサポートを実現する。
<スピーキングクエストの特長>
特長① 英語の「話すこと」のテストを実施から採点・評価までサポート
授業時間内では実施が難しかった、児童一人ひとりの英語の「話すこと」のテストが、「スピーキングクエスト」では、1 回 15 分で実施できる。また、新学習指導要領に応じた独自カリキュラムから単元を自由に選べるため、コロナ禍における臨時休校などで授業進度の遅れが発生しても、進度に応じた出題が可能。実施後は教員用の管理画面にて、児童個別の回答音声やテスト結果から、授業の改善等にも活用できる。
特長② 小学生の英語発話データを収集し、児童英語に特化したAIを独自開発
既存のAIでは判定が難しかった小学生が話す英語を、幅広く判定できる AI を独自開発。実際のコミュニケーションの場面で、多少の誤りがあっても伝えたい内容がわかる回答を加点評価する。
特長③ AI×アダプティブ学習で多様な児童の学習を支援
テスト実施中の正誤情報によって、不正解が続く児童には「お手本の音声付き」の問題形式が自動で出題されるため、英語が苦手な児童も最後まで諦めずに取り組むことができる。テスト終了後、結果に応じた復習問題の出題や結果帳票機能によりアダプティブ学習を実現する。その他、児童が1人でも自発的に取り組める練習コーナーも用意している。
特長④ 英語学習サービス「Challenge English for school」も提供
授業中や学校端末を持ち帰っての学習が可能。リスニング、ボキャブラリー、アルファベット、フォニックスが楽しい演出を通じて児童が自発的に学習できる。
<Webセミナー 11/19開催>
教育委員会を対象に11月19日(金)15:50より、小学校外国語における指導実践および本サービスの活用事例紹介オンラインセミナー「Speaking Quest/Challenge English for school活用事例共有会~児童の英語力の定着を促す指導・評価の一体化~」を開催する。
セミナーの詳細は以下のWebサイトで確認