立命館大学は、MOOCのプラットフォーム「gacco」にて、アカデミックな講義をライブ配信で受講できるオンライン公開講座「親子で学ぶ!なぜ?からはじめる漢字のなりたち」を2022年3月31日まで開講。漢字を学びたい子供や教員をはじめとする教育関係者など誰でも無料で受講できる。
■「なぜ?」をキーワードに子供の興味を引き出す講座を開講
立命館大学は、東洋の文字文化を中心に顕著な実績を挙げた故・白川静名誉教授(文化勲章受賞者)の研究成果をもとに、東洋文字文化研究の振興と高度化をはかることを目的とし、2005年に白川静記念東洋文字文化研究所を設立。その知見を活かし、「なぜ?」をキーワードに、子供の興味を引き出すオンライン公開講座を開講した。
■漢字に込められたメッセージを楽しく学ぶ
この漢字って「なんでこんな形?」「どうしてこう読むの?」など、身近で当たり前のように使っている漢字は、他の言語や文化とは比べものにならないほどのメッセージが込められている。本講座は漢字を暗記・記憶することではなく、その文字の「なりたち」や「つながり」を考え、想像しながら、楽しく漢字を学ぶことを目的としている。
■「なぜ?」の先を知ると漢字を学ぶことが楽しくなる
「『人』という字は、どうしてこの形?」「『敗北』という言葉になぜ『北』」など、「なぜ?」の先には、これまで目を向けることの少なかった新たな漢字の世界が広がっている。その背景にある自然・社会・文化を知ることで、漢字を学ぶことがもっと楽しくなる。
■ボタンを押すと受講開始の開始日可変型講座
この講座は「受講登録する(無料)」を押すと受講開始となる「開始日可変型講座」。受講者個々の受講開始日に応じて進行する講座となる。
<オンライン公開講座 概要>
開講期間:2022年3月31日まで(登録は2022年3月13日まで)
費用:無料
前提条件:特になし
課題内容:各章確認テスト(選択式の問題)
修了条件:得点率70%以上
学習期間:開始日可変型のためスケジュールを確認
受講方法:以下のWebの「受講登録をする(無料)」から登録する。
<講義内容>
【第1章 漢字の始まり】
第1回 文字と記号のちがい
第2回 漢字はこうして生まれた その1
第3回 漢字はこうして生まれた その2
【第2章 漢字のできかた・つくりかた】
第4回 モノのかたちからできた漢字
第5回 組み合わせかたできた漢字
【第3章 漢字のなりたち・つながり】
第6回 「部首」ってなに?
第7回 「人」からつながる漢字
第8回 「手」からつながる漢字
【第4章 読み方のひみつ】
第9回 「音読み」中国からやってきた?
第10回 「訓読み」日本のことば?
<講師・スタッフ>
久保裕之(くぼ・ひろゆき)
1987年3月 立命館大学法学部卒業
2005年7月 学校法人立命館入職 白川静記念東洋文字文化研究所 文化事業担当
(現在に至る)
2015年3月 放送大学大学院 文化科学研究科 文化科学専攻修士課程 修了