初芝立命館中学校・高等学校は、これからの社会に必要なテクノロジーを活用した創造力を有する人材の育成を目指し、グルーヴノーツとAI/IT教育に関する包括的パートナーシップ契約を締結した。
■プログラミング教育で創造力を育成
初芝立命館はプログラミング教育に取り組む上で、プログラミングスキル以上に、AIなどの先端技術やデータを活用して新しいものを創り上げていく「創造力」の育成を目指している。そこで、先端技術への高い専門性に加え、様々なテクノロジーを用いた創作活動を主にした教育プログラムを提供するグルーヴノーツと包括的パートナーシップを締結した。
■探究心と創造性、社会実装力を育む
グルーヴノーツは、世界に先駆けてAIや量子コンピュータサービスの開発を手掛ける実力をもとに、テックパーク教育事業として、AIやIT、コンピュータグラフィックス(CG)、動画などの幅広いテクノロジーを自在に使いこなし、社会で役立つ作品制作を通じて、探究心と創造性、社会実装力を育む独自の教育プログラムを開発する。
■新時代に応じた教育のあり方を検討
本パートナーシップを通じて、AIを使ったプロジェクト学習の導入をはじめ、ICT活用能力向上に向けた教員研修の強化、カリキュラム・マネジメントを通じた新たな学び方など、新時代に対応した教育のあり方について幅広く検討し、改革を実現する。
■AIブロックを使ったAIプログラミングワークショップを実施
取組当初は、教員向け研修に加え、中学1年生・高校1年生向けに、ビジュアルプログラミング言語 Scratch上で動くテックパークオリジナルのAIブロックを使った「作って学ぶ AI プログラミングワークショップ」を実施する予定。
<初芝立命館中学校・高等学校 花上徳明校長 コメント>
これからの時代を生きていく生徒たち、求められるものはこれまで私たちが受けてきた教育では身につかないものが多くあると思います。そして、わずか10年での社会の変化はこれまで以上に速く大きなものとなり、生徒たちはその中で人の社会のために自らの力を発揮しなくてはなりません。
次の世界、人工知能、AI、ネットワーク、ロボット、仮想現実、拡張現実、ブロックチェーンなど、数え挙げてみてもきりがありません。どうしよう、どうなるんだろう、ということよりも、自分で知ることから始めてほしいと考えます。なにができるようになるのか、そのことを教えていただくのに、専門であり教育の経験もお持ちである、グルーヴノーツの力を借りて、これからの生徒たちのために新たな教育を導入しようと思います。
<グルーヴノーツ 代表取締役会長 佐々木久美子氏 コメント>
グルーヴノーツは学習用のビジュアルプログラミングツールや社会で活躍するプロフェッショナルが扱うツールなど、さまざまなテクノロジーを用いた教育プログラムを提供しています。私たちが大切にしているのは、ツールを使って試行錯誤をすることでテクノロジーに対する考え方や正しい扱い方を学ぶこと、社会で今すぐに役立つ力を身につけることです。
子供たちは、学校だけではなく、地域や社会の中で人々と関わりながら生活をしています。誰かを喜ばせるためにテクノロジーがあることを理解し、学問分野の枠にとらわれず、テクノロジーを使って周りの誰かを幸せにする創作活動を続けていって欲しいと思います。これから大阪初芝学園の新たな挑戦を支援できることを、大変嬉しく思っております。