兵庫県西宮市・兵庫県尼崎市・大阪府豊中市・大阪府吹田市のNATSの4市は教育現場をSDGsの実践の場とするため、食品ロスの削減などを目指して市長名で関係省庁などへ9月17日(金)に提言を行った。
■食品ロス削減や環境教育の推進などに取り組む
今回の提言は、脱プラスチック、食品ロスの削減及び環境教育の推進を図るため、文部科学省、農林水産省、経済産業省、環境省、大阪府、兵庫県、両府県教育委員会、両府県牛乳協会へ向けて行われた。
■全国で唯一の4つの中核市が隣接
府県を越えて隣り合う、西宮市、尼崎市、豊中市、吹田市の4市は、全国で唯一4つの中核市が隣り合うことから、この圏域を4市の頭文字を西から東に順番に並べて「NATS(ナッツ)」と表現している。
■各市の課題解決に向け府県を越えて施策を展開
NATSの4市は、府県の枠組みを越えた新たな都市間ネットワークを形成。市民サービスの向上や各市が抱える課題の解決に向け、連携して取り組んでいくことを目指しており、喫緊の課題である地球温暖化問題を解決するため、府県を越えて広域的に施策を展開する。
■持続可能な社会の実現に向けて
今回、持続可能な社会を実現するため、基本協定を7月29日(木)に締結。その具体的な取り組みとして、9月17日(金)に以下のような提言を行った。
<教育現場での実践的SDGsアクションの提言>
①学校給食用牛乳について、付属するプラスチックストローが不要な製品の開発や、
代替品に置き換える対策を講じること
②教育現場で食品ロス削減を進める上で、給食により発生する食品廃棄物の
リサイクルを広域的に推進するとともに、自治体の取組を支援すること
③SDGsの視点に立った環境学習、環境教育のさらなる推進を図ること