スペクトラム・テクノロジーは「はじめてのAI用パソコン」(Windows11対応)の販売を10月6日(水)から開始した。手持ちのWindows PC等に、AI用ハード(GPU)やソフト(tensorflow、Pytorch、Opencv、Pythonなど)を搭載するサービスを提供する。
■難易度が高いAI用パソコンをインストール
今後、AIは幅広い活用が予測されるが、設定が複雑で、難易度の高いAI用パソコンのインストール・サービスを提供。これにより中上級者で設定に1週間程度かかる作業を節約できる。対応するOSはwindows10、 windows11、 ubuntuとなる。
<主な特徴>
①手持ちのWindows PCを活用
すでに持っているWindows PCにAI用ハード(SSD、GPU)、ソフト(Ubuntu、tensorflow、Pytorch、Opencv、Pythonなど)を搭載。Windows10、11またはUbuntuに対応する。
②学校など幅広い分野で利用
AIプログラミング学習から、線形回帰、RNN、CNNなどを使った画像認識、文字認識などの応用開発まで、幅広い用途で利用できる。汎用的なUbuntuのOS、Python言語を使用し、学校など幅広く利用できる。
③難易度の高い設定回避し、設定時間を節約
GPU用ドライバ、CUDA、OpenCV、Yoloなどソースコードによるインストールを一括提供し、初心者の設定時間を節約する。ユーザーの要望に基づいたバージョンを設定。中上級者で設定に1週間程度かかる作業を節約。
④初心者でも安心サポート
安心なマニュアルと14日間の無料サポートを行う。
<提供するプログラム>
①設定するソフト
・GPU関連(Driber、CUDA、cuDNN)
・画像関連(opencv、yolo、object、detection)
・AI関連(tensorflow v2、js、pytorch)
・プログラム言語(python3、node、js)
・インストール・ツール(cmake、visual studio)
・その他(Jupyter notebook、matplotlibなど関連ライブラリ)
②サンプル・プログラム
・Tensorflow、Pytorch、Yoloなどサンプルプログラムを提供
・AIプログラム学習キット(Pi販)と同じものを提供
③オプション・プログラム(別途)
・物体認識用開発(Object detection api、opencv、yolo、アノテーションツールなど)
<AI用パソコンとは>
AI用パソコンとは、GPU(Graphics Processing Unit)を使って、ディープラーニング用に、並列処理で高速計算を行うためのPC。現在のCPUに比べて、繰り返し計算処理速度が、5倍から200倍になる。AIを学習、開発するユーザーには必須となるもので、現在ではクラウドGPUもあるが、リアルタイムのカメラと連携し、処理する場合は、AI用パソコンが必要となる。