仙台育英学園は5Gを活用し、学内に留まらず屋外グラウンドにもWi-Fiエリアを実現した。104,970㎡の校地を持つ仙台育英学園多賀城キャンパスのほとんどでWi-Fiが使用可能となった。
■体育館や野球場でも5GのWi-Fiを活用
今回の仙台育英学園とNTTドコモの取組により、多賀城キャンパス内の体育館をはじめ、野球場、サッカーグラウンド、ラグビーグラウンドでも5GのWi-Fiを活用できるようになり、より多様性のある教育環境・部活動環境が整った。
多目的グラウンド
■ケーブルの断線リスクを回避
通常のWi-Fiは長大なケーブルによって機能するが、東日本大震災を経験した仙台育英学園では、ケーブルの断線リスクを回避することが求められていた。5Gネットワークの長所として、高速・高品質・大容量のデータ通信が可能になったことで、大人数でもタイムラグなくオンライン授業を行うことが可能になったことが挙げられる。また、部活動ではグラウンドでもリアルタイムで動画配信や動画分析をしながら練習を行えるようになった。
■東北では初の事例に
また、5G対応のデバイスを利用していなくても、校内屋外Wi-Fiを通じて、ドコモ5Gネットワークの高速・高品質・大容量のデータ通信が可能となった。この仕組みを利用した学校内の屋外Wi-Fiエリア構築は、東北では初の事例となる。
多目的グラウンドでの電波確認