埼玉県久喜市教育委員会が市内公立小・中学校11校を対象に実施するSTEAM教育のモデル授業に理想科学工業が協力。プログラミング授業や理想科学の小型スクリーン製版機「MiScreen a4」を使った総合学習授業を2学期から3学期にかけて実施する。
■「知るとつくる学び」を体験できるモデル授業を実施
久喜市教育委員会はGIGAスクール構想で整備したインフラを活用し、SDGs実現に向けたSTEAM教育を推進するため、理想科学の協力による「知る(探求)とつくる(創造)学び」を体験できるモデル授業の実施を決定。市内計11校で、小型スクリーン製版機「MiScreen a4」(マイスクリーン エーフォー)を使ったエコバック制作の授業を実施する。
■スクリーン印刷でエコバックを制作
エコバック制作では、シルクスクリーン印刷の仕組みを学んだ後、「MiScreen a4」を使ってシルクスクリーン印刷を体験。自由な発想力や想像力を育み、作品を生み出すことで「創造力」を育てる。
■プログラミング教育と印刷体験を組み合わせた授業
また、小学校を対象に理想科学がカスタマイズしたプログラミング教育と印刷体験を組み合わせた授業も実施。文部科学省の小学校学習指導要領の第5・第6学年の目標に沿った授業内容とし、プログラミング的思考を養う。
<モデル授業参加校(計11校)>
【久喜市立小学校】
青毛小学校、太田小学校、栗橋西小学校、栗橋南小学校、小林小学校、桜田小学校、
砂原小学校、鷲宮小学校
【久喜市立中学校】
久喜中学校、菖蒲南中学校、鷲宮西中学校
<3つの授業カリキュラムについて>
<実施スケジュール(予定)>
※実施校欄の①②③は上表の授業カリキュラムに対応
<小型スクリーン製版機「MiScreen a4」>
「MiScreen a4」は、最大A4サイズのマスターが製版できる、卓上サイズの小型デジタルスクリーン製版機。サーマルヘッドでマスターに穿孔するデジタル製版方式を採用。乳剤版とは違い、薬品や水を使わないRISOドライ感熱製版システムを採用している。
同製品は、プロ・アマチュアを問わず幅広いクリエイターを想定し、使いやすさに配慮。枠張りしたマスターを本体にセットし、PCからデータを送るだけで簡単にスクリーン印刷用の版を作成できる。重さ約2.9kgで持ち運びも可能。