大妻多摩中学高等学校は高校2年生の英語の授業で、探究学習対応のEdTechプラットフォーム「TimeTact」を9月から導入した。
■生徒の「長期的な目的意識」を醸成
今回の事例は、生徒の「長期的な目的意識」を醸成する、今までにない新たな取組となっている。この取組は、経済産業省によるEdTech導入補助金も活用したモデル授業にもなっている。
■未知の課題を解決する力を育成
Study Valleyの「TimeTact」は「探究学習」×「社会とのつながり」を実現するプラットフォーム。教員の負担を軽減し探究学習の実践をサポートすると同時に、社会との連携により探究学習の成果物へ「フィードバック」や「いいね」を受けることができる。 TimeTactとSTEAMライブラリーを活用することで、専門的知識の習得と創造的で論理的な思考の掛け合わせが生まれ、未知の課題やその解決策を見出す力が養われる。
■探究学習型の新たな英語授業を実施
大妻多摩中学高等学校では、経済産業省「未来の教室」事業のオンライン図書館「STEAMライブラリー」と、EdTechプラットフォーム「TimeTact」を導入し、探究学習型の新たな英語授業を実施する。
■「知る」活動と「創る」活動を授業で展開
授業では本質的な探究能力を身につけるために、「知る」活動と「創る」活動をサイクルに回し、最後に「相互にフィードバックを与える」、「振り返る」ことでより深い理解を得ることが目的とされる。また、STEAMライブラリーを活用することで、課題設定の幅を広げることができ、創作・発表活動の質を上げることにつながる。
<大妻多摩中学高等学校 英語科主任 伊藤正彦教諭 コメント>
高校2~3年生の英語選択授業 Academic English では、大学入試問題とCNN News、TED Talks、TEAP 等をインプットマテリアルとして使用。そこからテーマを絞って生徒が調べ学習や調査を行ない、ICTを活用した英語のプレゼンテーションに取り組んできた。「主体的、対話的で深い学び」を土台とする授業では、内容によっては専門知識やアドバイスが必要で、生徒達がどうやってそれを手に入れるかが課題だった。「STEAMライブラリー」と「TimeTact」は、正にそれを実現してくれる有効な手段となる。生徒達の学習と発表の変容、さらなる進化が期待される。