岐阜県教育委員会は県立高等学校全63校に採点システム「百問繚乱」を9月1日(水)からクラウド導入した。これにより約3000人の教員が、9月から定期考査や小テストの採点業務を採点システムで行えるようになる。
■答案データは学校ごとにサーバー内で一元管理
今回、クラウド導入された、シンプルエデュケーションの「百問繚乱」はブラウザ型採点システムとなる。答案データは学校ごとにサーバー内ですべて一元管理されているので、アップロード後は、教員の手間をかけることなく、自由に複数クラスをまとめて採点したり、他の教員とテスト作業を分担することができる。
■AI技術により大幅な業務削減に
また、選択自動採点などのAI技術により、導入自治体では約50%以上の採点業務の削減を達成。岐阜県でも大幅な業務削減効果が期待される。
■高等学校向けに3つの機能を追加
「百問繚乱」は中学校向け機能が中心だったが、岐阜県教育委員会や岐阜県の教員の意見を取り入れ、以下の3つの機能が新たに追加された。また、用紙のページ数も高等学校の実態に合わせて上限なく利用できるようになった。
「教科・科目管理機能」:普通・工業・商業などの学科に合わせて自由に科目追加できる
「生徒番号OCR機能」:AIが答案用紙内の出席番号を読み取り、自動で生徒に紐づける
「一括アップロード機能」:選択科目のように複数クラスが一緒に受けるテストでも、
回収したまま全ての答案をアップロードできる