海なぞ実行委員会は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、全国の水族館と小中学校をつなぐオンライン授業を開始する。その第1弾として、マレーシアのジョホール日本人学校と大阪の海遊館をオンラインでつなぐ出前授業を9月29日(水)に開催する。
■学びの機会が減少しつつある子供たちに向けて
この出前授業は、オンライン謎解きゲーム「海なぞ水族館2021」に登場する水族館と海なぞ実行委員会が連携し、新型コロナウイルスで学びの機会が減少しつつある子供たちに海洋問題への理解・関心を深めてもらうため企画された。
■教育現場に教育ツールの一つとして「海なぞ水族館2021」を導入
海なぞ実行委員会は海洋問題を取り扱ったオンライン謎解きゲーム「海なぞ水族館2021」を教育現場に教育ツールの一つとして導入すべく、2020年度から試験的な取組を開始。授業を受けた生徒は「今後、ごみ拾いのボランティアがあれば、友達を誘って積極的に参加したい」と話すなど、海洋問題を身近に考えるきっかけとなった。
■5校の小中学校と全国の水族館をオンラインでつないで
2021年度は取り扱う問題に対する理解を深め「自分ごと化」できるイベントとして、より本格的に実施すべく参加校の募集を行ったところ、予想を超える反響があり、慎重に協議を重ねた結果、以下の5校に決定致した。
<実施校・講義担当水族館>
ジョホール日本人学校(マレーシア)1〜6年生×海遊館(大阪府)
足立区立花畑小学校(東京都)特別支援学級×海遊館(大阪府)
伊賀市立上野南中学校(三重県)3年生×アクアマリンふくしま(福島県)
奈良市立帯解小学校(奈良県)6年生×四国水族館(香川県)
枚方市立枚方中学校(大阪府)1年生×マリンワールド海の中道(福岡県)
■第1弾はマレーシアのジョホール日本人学校と大阪の海遊館で実施
海なぞ実行委員会初の試みとして、マレーシアのジョホール日本人学校と大阪の海遊館をオンラインでつなぐ出前授業を9月29日(水)日本時間14時から開催する。
<プログラム内容一例>
【事前学習】(宿題形式または授業1コマをつかったワークの実施)
謎解きゲーム「海なぞ水族館2021」で登場する謎解きや解説文を紙媒体等で事前に
配布し、事前学習として活用。気づきを与えた上で当日の講義内容をよりスムーズに
理解して発展的な学びや議論を生む一助となるように活用する。
【出前授業当日の講義内容】(1コマ~2コマ)
①今回のゲーム内で取り上げられた生き物の生態や飼育について
②参加校の地域の海と水族館の地域の海との違いや共通点などについて
③SDGsの観点から今の海を取り巻く問題や水族館の取組について
④SDGsの観点から明日から実践できる個人/学校単位のアクションを考える
⑤質疑応答
【出前授業実施後のフィードバック等】
ワークシートに今回の学びや気付きを落とし込みレポートとして提出
<実施校と水族館一覧>
海遊館(大阪府)※2校実施
日程①:9月29日(水)
対象①:ジョホール日本人学校(マレーシア)1〜6年生
日程②:未定
対象②:足立区立花畑小学校(東京都)特別支援学級
アクアマリンふくしま(福島県)
日程:
10月22日(金)謎解きワーク
10月27日(水)水族館講義
対象:伊賀市立上野南中学校(三重県)3年生
四国水族館(香川県)
日程:10月21日(木)水族館講義
※謎解きワーク日時については調整中
対象:奈良市立帯解小学校(奈良県)6年生
マリンワールド海の中道(福岡県)
日程:
10月21日(木)謎解きワーク
10月28日(木)水族館講義
対象:枚方市立枚方中学校(大阪府)1年生