京都先端科学大学は、世界が必要とする学術と人材輩出に向けて、デロイト トーマツ コンサルティングと教育研究機能を強化するために連携・協力を締結した。今後、ものづくりDX推進と教育機能強化に向けた包括的連携協定に基づく具体的な施策を始動する。
■専門性と実践力を兼ね備えた京都発の世界人財を育成
本連携は京都先端科学大学が目指す、専門性と実践力を兼ね備えた京都発世界人財の育成と輩出と、デロイト トーマツが目指す日本企業のモノづくりDXを産学一体で推進。企業改革や新しいビジネス創出に向けて協働して取り組んでいく。
■日本のものづくりDXに必要な仕組みを大学に構築
そのために、日本のものづくりDXの推進に必要な実践的な知識・体験を得られる仕組みを京都先端科学大学に構築。将来的には他大学での展開、利用を含めた教育、産学公への貢献を京都先端科学大学およびデロイト トーマツが連携・協力し実現することを両者共通の目的とし、主に次の3点の施策に取り組んでいく。
①専門力、実践力、グローバル力を兼ね備えた学生の育成、輩出を目的とした、
教育連携に関する施策
②日本企業のものづくりDX推進に必要な実践的知識、体験を得られるイノベーション
スペースに関する施策
③教育、産業界のDX活用、推進を後押しする仕組みづくりに関する施策
■デロイト トーマツで学生インターンシップの受け入れを開始
協定に基づく具体的施策の第一歩として、京都先端科学大学の学生を対象としたインターンシッププログラムを開始。大学の正課科目として単位認定される学生インターンシップの受け入れはデロイト トーマツとして今回が初となる。
■社会の即戦力となる人材に必要なマインドセットを体験
インターンシッププログラムでは「社会の即戦力となる人材」になるために必要なマインドセット、スキル等を体感できる場をデロイト トーマツが提供。学生は疑似プロジェクトワークで、クライアントの業務課題の特定や施策の検討、オペレーションの改善(概念実証)などを経験する。
■ものづくりDX推進に必要な実践的知識が得られるラボを開設
また、今秋にはものづくりDX推進に必要な実践的知識、体験を得られる125平米のラボを太秦キャンパス南棟に設置。ラボは京都先端科学大学の学生がものづくりDXに関する実践的な学びを得る場として活用する。また、ラボは製造業を始めとする様々な企業、団体、教育機関などが、産学連携によるものづくりDX の推進を図る拠点となる予定。