武蔵野大学データサイエンス学部データサイエンス学科生11人と駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部グローバル・メディア学科生2人は、9月3日(金)から6日(月)まで「オンライン合同合宿」を実施。コンペ入賞と社会での実装を目標に72時間以内でWebアプリの開発を行った。
■未来創造プロジェクトの授業の一環として実施
オンライン合同合宿は、武蔵野大学データサイエンス学部の未来創造プロジェクトの授業の一環として実施。72時間という限られた時間の中で、Webアプリの実現を目指す。今回の合宿では、「ディジタル・メディア・コンペ」への入賞および社会での実装が目標となる。
■3グループに分かれてWebアプリの開発を進める
学生はZoomのブレイクアウトルーム機能やGitHub等のオンラインツールを使用。全13人の学生が3グループに分かれ、それぞれが闊達にアイディアや意見を出し合いながら、Webアプリの開発を進めた。
■観光場所を簡易検索できるアプリなどを発表
最終成果として学生たちは、位置情報を活用した特定の食のジャンルに特化した検索アプリ、観光先での飲食や観光場所を簡易検索できるアプリ、衣服の管理およびコーディネート提案アプリを新しい視点で開発し、今後の可能性や課題について発表した。
<未来創造プロジェクト>
武蔵野大学の1年生~3年生にデータサイエンス学部で開設する少人数ゼミ形式の授業。各教員の指導の下、グループ学習や企業・官公庁との共同研究等を通じて、分野横断的に実社会の問題に取り組む。2021年度は5プロジェクト(AIシステムデザイン、IoT・ロボティクス、サービスデザイン、デジタルビジネスイノベーション、ビジネスマーケティング)が設定され、各プロジェクト内で学生は各自のテーマを決め研究・開発活動を行っている。
<武蔵野大学データサイエンス学部 石橋直樹教授>
コロナ禍での遠隔合宿となったが、遠隔共同作業にも慣れた学生達が、非常に積極的に参加してくれた。今年は特に、遠隔だからこそできるテーマがあるのではないかという議論が面白く、それぞれの暮らしやライフスタイルに密着したテーマを議論し、データも各世帯から持ち寄るなど、遠隔開発の良さが出ていたように思う。これらの成果がいずれ社会で利用され、楽しんでもらえることを願っている。
<武蔵野大学データサイエンス学部データサイエンス学科3年生 谷瑞幾さん>
進行の管理や仕事の割り振りなど、今まで経験したことのない仕事が多くあり、最初はうまくいきませんでしたが、グループメンバーとともに少しずつ改善していき、円滑に開発できるようになりました。また、それぞれが得意な分野を担当することで、一人で開発するよりも完成度の高いものができ、完成した時の満足度も大きかったため、グループでの開発にもっと挑戦したいと思えるような合宿でした。