NPO法人ピープルデザイン研究所主催、文部科学省・渋谷区共催で「超福祉の学校@SHIBUYA~障害の有無を飛び超えて、つながる学び舎~」が9月18日(土)・19日(日)の2日間にわたり渋谷ヒカリエ8F「8/COURT」からオンライン配信される。
■障害の有無にかかわらず、共に学び生きる共生社会の実現に向けて
「超福祉の学校」は障害の有無にかかわらず、共に学び生きる共生社会の実現と障害者の生涯学習の推進を目指して開催される。これまで、毎年「超福祉展」の期間中の土日2日間で障害のある人、支援者、教育関係者などがシンポジウムやトークセッションを通じて思いを発表し、共に学び合う場を提供してきた。
■新たなオンラインイベント「超福祉の学校@SHIBUYA」がスタート
2021年からは「after超福祉展」の企画の一つとして、新たなイベント「超福祉の学校@SHIBUYA」としてスタートする。イベントは完全オンラインで開催。全国各地の共生社会の実現に向けた具体的なアクションや障害者の生涯学習の取組を渋谷から発信する。渋谷まで来られない人もオンラインで視聴・参加ができる。
<超福祉の学校@SHIBUYA 概要>
名称:超福祉の学校@SHIBUYA
開催日時:9月18日(土)、19日(日) ※予備日:20日(月・祝)
場所:渋谷ヒカリエ8F「/8」court
主催:NPO法人ピープルデザイン研究所
共催:文部科学省、渋谷区
特別協力:東急株式会社、Creative Space 8/
協力:富士通株式会社、株式会社丹青社、株式会社丹青ディスプレイ、MUZIKA、
CAMP4、ノクチ基地
協賛:アルファ ロメオ(FCAジャパン株式会社)
参加費:無料
※9月19日13時からの「障害者からの問いかけ」ワークショップのみ事前申込が必用
以下のフォームから申し込む
視聴方法:当日、時間になったら以下のWebサイトから視聴する
<プログラム>
【1日目】9月18日(土)11時00分~20時30分
1.障害× 家族
障害のある人の生涯学習を考える-知的障害のある家族と過ごして分かったこと-
内容:「障害のある人の生涯学習」をテーマに、知的障害のあるきょうだいと共に過ごしてきたことで知った多くの気づきと、生涯学習の原点とも言える「家族」の話を交えながら、これからの社会について考える。
時間:11時00分~12時30分
登壇者:
松田 崇弥(株式会社ヘラルボニー代表取締役・CEO)
岸田 奈美(作家)
2.障害× スタジアム
スポーツの舞台で障害者が働く、インクルーシブスタジアムの実現
内容:ピープルデザイン研究所が川崎市と共に拡大展開している、障害者が”晴れの舞台”で働くことを通じて学び、社会参画を目指す、「就労体験プロジェクト」。Jリーグを通じて、各地に広がり始めたこの取組。このプロジェクトにより、障害当事者や支援者、クラブや企業などに生まれた学びとは。ゲストを招いて語られる。
時間:13時00分~14時30分
登壇者:
山田 征子 ( 川崎市健康福祉局障害者社会参加・就労支援課雇用就労推進担当)
徳田 航介(株式会社藤枝MYFC 代表取締役)
渡邊 雅弘(新潟市社会福祉協議会、社会福祉士/ 福祉教育推進員)
鈴木 順 ( NPO 法人ピープルデザイン研究所理事)
3.障害× 働く
シブヤらしい働き方「超短時間雇用」
内容:法定雇用率にとらわれない新しい働き方「超短時間雇用(ショートタイムジョブ)」が渋谷区内でスタートしている。超短時間雇用は障がいのある人が最短1日15分から働くことのできる新しい雇用モデル。渋谷区内で超短時間雇用を推進していくためのキーマンが集まり、それぞれの取組が紹介される。
時間:15時00分~16時30分
登壇者:
松清 あゆみ(東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野特任助教)
齋藤 貢司 (渋谷区福祉部障がい者福祉課長)
原 真衣 (渋谷区障害者就労支援センターハートバレーしぶや統括長)
須藤 シンジ(NPO 法人ピープルデザイン研究所ファウンダー)
4.障害× テクノロジー
支援学校等の児童生徒のテクノロジーを活用した社会参加
内容:特別支援学校等におけるアプリを活用した授業の紹介や、障害のある児童生徒の外出に必要な環境など、今後テクノロジーを活用しながら積極的に外出し、社会参加していくために必要なことについて語られる。
時間:17時00分~18時30分
登壇者:
伊藤 史人 (島根大学総合理工学研究科助教)
吉藤 オリィ(株式会社オリィ研究所代表取締役所長)
加藤 さくら(こころのバリアフリークリエイター)
織田 友理子(一般社団法人WheeLog 代表理事)
5.障害× 学び
渋谷&札幌発!インクルーシブな学びの “みらい” をつくろう!
内容:東京都渋谷区で知的障害当事者を中心とした学びの場を展開する「GAYA」と、北海道札幌市で障害者の学びの” みらい”を開拓し続けている「みらいつくり大学校」の実践に学ぶ。障害の有無にかかわらず誰もが共に生きるための学びについて、考えを深めるセッションとなる。
時間:19時00分~20時30分
登壇者:
青山 鉄兵(文教大学人間科学部准教授)
浦野 耕司(渋谷区・知的障害者幡ヶ谷教室GAYA 運営委員長)
松井 翔惟(札幌市・みらいつくり研究所学びのディレクター)
【2日目】9月19日(日) 11時00分~20時30分
6.障害× 生活
「働くこと」と「余暇を楽しむこと」
内容:毎日の暮らしの中で、自分らしく生きていくためには、やりがいのある仕事と余暇のバランスはとても大切。一方で、障害のある人についてはそのテーマで発信される機会が少ないのが現状。そこでダウン症の当事者を含む3名のゲストに話しを伺い、障がいのある人が自立し充実した毎日を送るヒントを探る。
時間:11時00分~12時30分
登壇者:
那部 智史(NPO 法人AlonAlon理事長)
古市 理代(NPO 法人アクセプションズ理事長)
長谷部 真奈見(経済キャスター)
神子 彩 就労継続支援B型利用中、俳優)
松山 愛(社会福祉法人夢工房夢花保育園勤務)
7.障害× 対話
障害者からの問いかけワークショップ
内容:オンラインで行う新感覚ダイアログワークショップ。 いつもは問われる側の障害者から投げかけられる様々な問い。普段はなかなか考えることのない問いかけに、少人数で応答しあう対話を行う。自分の心の声に耳を傾け、言葉にしていくことで、新たな気づきを持ち帰る場。 さぁ、あなたならどう答えますか?
時間:13時00分~14時45分
ファシリテーター:タキザワケイタ(一般社団法人PLAYERS リーダー)
※このワークショップは事前申込みが必要。申込みと詳細は特設ホームページで確認。
(定員30名・抽選、締切9月14日、以下のフォームから申し込む)
※ライブ配信は行われない。後日ダイジェスト版のアーカイブ映像を配信予定。
8.障害×ICT
特別支援教育におけるICT の活用~学びそして自立へ~
内容:「魔法のプロジェクト」は、学ぶ上での困りを持つ子どもの学習や社会参加の機会をICT 機器の活用によって創出・公開している実践研究プロジェクト。今回、実践研究に参加した教員と生徒が登壇し、教育の場でのICTを活用した学習と、自立後に学びがどのように役に立っているのかのリアルを対談で紹介する。
時間:15時00分~16時30分
登壇者:
佐藤 里美(ソフトバンク株式会社「 魔法のプロジェクト」ディレクター)
菅野 和彦(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官)
児山 卓史(神奈川県立平塚養護学校教諭)
佐々木 景都(湘南農業協同組合/神奈川県立平塚養護学校卒業生)
9.障害×SHIBUYA
「ちがいをチカラに変える学び」を各々の視点で本音で語り合う90 分!
内容:渋谷区のビジョンである「ちがいを ちからに 変える街」。でも、どうやって、ちがいをチカラに変えていけばよいのか?それぞれの立場で子どもの学びに深く関わっている登壇者たちが、各々ちがった視点で、コミュニティのあり方や、ちがいを知り、ちからにしていく具体的な学びの実践方法について本音で語り合う。
時間:17時00分~18時30分
登壇者:
松本 理寿輝(まちの保育園・こども園代表)
蓑手 章吾(HILLOCK初等部スクールディレクター)
たまお ひろこ(カウンセラー・コーチ)
須藤 シンジ(NPO 法人ピープルデザイン研究所ファウンダー)
10.障害× レガシー
共生社会に向かう私たちの「レガシー」とは
内容:障害者権利条約の批准、そして超福祉展のスタートから7年が経過した。2021年、日本社会はどのように変わることができたのか、あるいはできていないのか。さまざまなソーシャルアクションを展開されてきた登壇者が改めていま語り合う。
時間:19時00分~20時30分
登壇者:
大日方 邦子(一般社団法人パラリンピック協会(PAJ) 会長)
栗栖 良依(NPO法人スローレーベル理事長)
古市 理代(NPO 法人アクセプションズ理事長)