東京都台東区立上野中学校はプログラミング教育ツールとコミュニケーションロボット「Sota®(ソータ)」を用いて、英語とプログラミング教育を融合した実証授業を9月14日(火)・15日(水)に実施する。
■地元である上野の観光名所などを調べ学習
今回の実証授業では、プログラミングと英語に加え「東京の伝統・文化」指導を盛り込み、教科横断型学習を実施する。はじめに上野周辺にある東京の伝統・文化を象徴する建造物や観光名所などについて調べ学習を行い、海外から来た人に紹介したい内容を日本語でまとめる。
■ロボットが東京の文化を伝えるようにプログラミングを実施
続いて、伝えたい内容を英語で表現しやすくするために、日本語で考えた文章を英語に翻訳する。その後、コミュニケーションロボットが東京の文化を外国の人に伝えるために、会話文や動きを考え、各グループでプログラミングする。
■会話型のプログラミング学習を体験
最後に他のグループの「Sota」の動作を体験し、感想をまとめる。また、自分のグループのプログラムの改善点や評価などをまとめ、代表者が発表する。最先端のコミュニケーションロボットを活用して会話型のプログラミング学習を体験することで、よりリアルなICT・科学技術への興味・関心と創造性を促進する。
■世界の中の日本人として活躍するために必要な力を理解
また、地域にある日本の伝統や文化を理解。英語を使った双方向性のコミュニケーションでどのように伝えていくかを深く考察することで、世界の中での日本人として活躍していくために必要な力を理解することにつながる。
■プログラミング教育ツールを使ってロボットをプログラミング
今回の実証授業で活用する「Sotaとはじめるプログラミング」はゼッタリンクスが開発したプログラミング教育ツール。ブロックを並べてロボットの動作や会話文をプログラムすることでプログラミング的思考を学ぶことができる。
■ブロックを組み合わせてロボットの動作や会話を行う
ブロックを組み合わせることで、様々なロボットの動作や会話をプログラムすることができ、ロボットが聞き取った言葉をもとに条件分岐を行うことも可能。また、ロボットの話す言葉や動作に合わせてPCに写真や画像を表示させることができる。
■会話をスムーズに行えるコミュニケーションロボット「Sota®」
授業で使用するコミュニケーションロボット「Sota®」はNTT東日本が展開するクラウド型ロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」に対応。人との会話をスムーズに行うことができ、多言語対応オプションで英語による会話も可能。また、身振り手振りを使ってコミュニケーションを行うことができ、ビジネスの現場でも活躍している。