フルノシステムズは無線LANアクセスポイント「ACERAシリーズ」の新製品として、Wi-Fi6に対応するミドルレンジ機種「ACERA1310」を11月に発売する。また、クラウド上で無線LANを一元管理するSaaS型無線ネットワーク管理システム「UNIFASクラウド」の提供も11月から開始する。
■ミドルレンジに特化した「ACERA1310」をリリース
フルノシステムズは高機能モデルを中心に無線LANポイントの製品開発を行ってきたが、今回、製品ラインナップの中位モデルに位置付けるミドルレンジに特化した機種としてACERA1310をリリースする。
■Wi-Fi6に対応し、同時通信の安定性と高速通信を実現
「ACERAシリーズ」は学校や公共施設など、あらゆる場所でタブレット端末やノートPCなどの各種ICT機器を無線接続して使用するための業務用無線LANアクセスポイント。新機種「ACERA1310」はWi-Fi6に対応し、多台数端末接続時の同時通信の安定性と高速通信を実現。ACERAシリーズにおけるミドルレンジ機種として位置づけており小規模~中規模のネットワーク構築に適したアクセスポイントとなっている。
■スムーズで低遅延なワイヤレス通信を実現
Wi-Fi6の特徴であるOFDMA(直交周波数分割多元接続)と呼ばれる無線通信方式や、複数の端末に同時にデータを送受信する技術であるMU-MIMOにより、多くの端末の同時接続とスムーズで低遅延なワイヤレス通信が可能となる。また、最新のWi-Fiセキュリティ規格であるWPA3に対応しており、通信の安全性を高めている。
■1775Mbps(理論値)の伝達速度
伝送速度は2.4GHz帯と5GHz帯を合わせて1775Mbps(理論値)を実現。また、従来機種に引き続き、アルミダイカストケースによる広い動作温度範囲 (マイナス10℃から55℃) や、LANケーブルによる電源供給機能 (PoE/PoE+) に対応する。
<ACERA1310の主な特徴>
・最新Wi-Fi規格 Wi-Fi6(IEEE802.11ax)に対応
・Wi-Fiは伝送速度1775Mbps(理論値)の高速通信を実現
・最新のWi-Fiセキュリティ規格であるWPA3に対応
・アンテナ内蔵設計による設置環境との調和を考慮したデザイン
<ACERA1310 概要>
品名:ACERA1310
発売予定時期:2021年11月
販売価格:オープン
販売台数目標:30,000台/年間
■Wi-Fiの運用監視を実現するSaaS型管理システム
UNIFASクラウドは、学校などユーザーの各拠点に管理対象機器を設置するだけで、既存ネットワークに大きな変更を加えることなくWi-Fiの運用監視を実現するSaaS型管理システム。クラウド管理なので、いつでもどこからでもWi-Fiネットワークの状態を把握することができる。
■ひとつのダッシュボードで一元管理が可能
フルノシステムズの無線LANアクセスポイント(AP)やPoEスイッチといった「ACERAシリーズ」の機器を複数拠点にまたがり設置している場合においても、ひとつのダッシュボードで簡単に一元管理することができる。
■AP1台からでも利用できる
AP1台からでも利用しやすいライセンス体系となっているため、APの運用台数が少ないことや予算の都合で諦めていたユーザーでも、本格的な管理機能を容易に利用できる。
■トラブル発生時はリモート診断で解決を支援
管理システムはメンテナンス不要。ユーザーはいつでも最新機能を利用できる。現在、ACERA1000シリーズの機種を利用のユーザーは、簡単な設定のみですぐに利用開始できる。24時間365日のWEBベースサポート受付や、平日日中帯の電話サポートに加え、Wi-Fiトラブル発生時はリモート診断などにより迅速な解決を支援する。
<UNIFASクラウドの主な特徴>
・管理は全てウェブ上で行うSaaS型
・SaaS型なので、手間のかかっていたシステム構築が不要
・APとクラウドの簡単な設定のみですぐに利用可能
・管理システムはメンテナンス不要で、いつでも最新機能を利用可能
・クラウドだからいつでもどこでもUNIFASにアクセス可能
・利用中のACERA 1000シリーズも移行可能
・Wi-Fiトラブルが発生した場合、専任スタッフによる安心サポート対応
<UNIFASクラウド 概要>
商品名:UNIFASクラウド
発売日:2021年11月
価格:オープン
営業問合せ窓口:https://secure-link.jp/wf/?c=wf33833274