角川ドワンゴ学園 N中等部は、生徒が12歳から自分の進路を考え、設計していくことを支援するため、2022年4月よりN高等学校・S高等学校との連携を強化する。また、N中等部通学コースでは、教育ニーズに応えるため1日の授業コマ数を増やし、さらなる学びの機会を提供する。
■連携強化で生徒の総合的な学びを支援
これからの時代において、早いうちから自らの進路を考え、時間をかけて活動に取り組んで実績を積み重ねていくことは難関大学にチャレンジする上でも有利となる。そこで角川ドワンゴ学園では、N中等部とN高等学校・S高等学校の連携を深め、生徒の総合的な学びを支援する。
■N中等部で課題解決型プロジェクト学習「プロジェクトN」を導入
これまでもN中等部では「Adobe Creative Cloud 小中高校向けユーザー指定ライセンス」を採用。生徒が無料でPhotoshop、Illustratorなどのアプリケーションソフトを使えるようになっているほか課題解決型プロジェクト学習「プロジェクトN」を導入するなど、N高等学校・S高等学校で実績のあるプログラムを取り入れてきた。今後は以下のような学びにN中等部から参加できるようになる。
<N中等部から参加できる取組>
・スポーツアスリートを知識面・進学面・コミュニティー面・活動面でサポートする
ことに特化した「アスリートクラス」
・政治、研究、起業、eスポーツ、美術、囲碁、将棋、コンピューター、音楽など、
同じ関心を持つ仲間と出会い、切磋琢磨できる「ネット部活」
・地域や身の回りの課題や、自身の興味関心などをテーマにプロジェクトを立ち上げ、
長期的に実践する課題解決型プログラム「ネットの高校マイプロジェクト」
・卒業後の進路や将来の夢、自分のやりたいことを見つけるための「キャリア教育」
・大学進学やプログラミング、海外留学など、将来の目標をプロのコーチなどが
サポートする「オンラインコーチング」
■2022年4月から授業数を拡大
N中等部 通学コースでは1日の授業数を2022年4月より、4コマから6コマ(1コマ:50分)に増やし、教育の機会をさらに拡充する。まず、2022年1月から3月の間にトライアル期間を設け、その後 4月から本格導入をする予定。なお、コマ数が増えても学費については2021年度から変わらず同額となる。
■共同スクールプレジデントに折原ダビデ竜氏が就任
2021年9月、N中等部の共同スクールプレジデントに、折原ダビデ竜氏が就任する。折原氏はドワンゴ教育事業本部においてプログラミング教育を牽引し、2016年よりN予備校においてプログラミング講師も務めてきた。N中等部は折原氏を共同スクールプレジデントに迎え、プログラミング教育をさらに強化していく。なお、奧平博一氏はN中等部名誉スクールプレジデントとして、引き続きN中等部の運営にあたる。
<折原ダビデ竜氏 コメント>
N中等部は、時代に合った教育にアップデートし続ける学校を目指します。特にこれからはプログラミングに力を入れていきます。ITを使って私たちのまわりを便利にしたり、面白くしたりするアイデアを、ただ考えるだけでなく形にできるようになる力を身につける。こうした能力は、その後の人生の様々な場面において役立ちます。放課後にはネット部活動の一つとしてeスポーツを導入し、インターネットを使った刺激的な日常と、生徒同士のコミュニケーションの活性化に繋げていく所存です。