(一社)日本IMS協会は、「学びのDX」を実現する国際技術標準をテーマに「IMS Japan Conference2021」を9月9日(木)から11日(土)までオンラインで開催する。
■情報化の遅れを取り戻し世界の最先端を目指す教育政策
新型コロナウイルス感染拡大のなか、デジタル・トランスフォーメーションは進展し、ニューノーマルのかたちも見えてきた。我が国の教育政策でもGIGAスクール構想やデジタル教育プラットフォーム検討事業、未来の学校プロジェクトなど、これまでの情報化の遅れを取り戻し、世界の最先端をめざすトレンドが力強くなっている。
■AIや教育IoTなどの導入で最適化された学びが実現
今後、様々なシステムやツールでデータ連携が図られることで、多くの作業は自動化され、人間はより学びの本質的な活動に集中でき、新たな学びの実現や付加価値サービスを創出できるようになることが期待される。さらにAIや教育IoTなどの導入により、公正に個別最適化された学びは安心・安全に実現されることが予測される。
■IMS Globalにおける技術標準とGood Practiceの最新事例を紹介
教育デジタルエコシステムの実現は、リソース開発の様々な無駄を省くとともに、働き方改革を推進し持続可能な開発目標(SDGs)の理念にも合致したものとなる。この1年間、IMS技術標準は導入事例・実践事例も急増した。今年の「IMS Japan Conference」は、IMS Globalにおける技術標準とGood Practiceの最新事例を紹介するとともに、未来の設計図が語り合われる。
<「IMS Japan Conference2021」概要>
開催日時:
9月 9日(木) 11:00~17:40
9月10日(金) 10:00~17:30
9月11日(土) 13:00~17:50
参加方法:オンライン開催
定員:500人 ※先着順で締め切り。
費用:無料
主催:(一社)日本IMS協会(IMS Japan Society)
後援:(一社)ICT CONNECT 21、NEW EDUCATION EXPO 実行委員会、NPO法人実務
能力認定機構、(一財)オープンバッジ・ネットワーク、(一社)日本電子出版協会、
日本オープンオンライン教育推進協議会、NPO法人日本イーラーニングコンソシアム、
(一社)大学ICT推進協議会、(一社)日本オンライン教育産業協会
対象:大学教職員/小学校・中学校・高校教諭/学生/一般
申込締切:2021年9月8日(水)20:00
参加申込:以下のフォームより参加を申し込む。
※接続先などの情報は開催前にメールで通知する。
<プログラム(予定)>
【1日目(9月9日)】
11:00 テクニカル(LTI部会、応用)ハンズオン(45分、会員限定)
LTI 1.3 概説と最新動向 常盤 祐司 技術委員長
LTI 1.3 ハンズオン 田中 頼人 サイバー大学准教授
13:00 開会挨拶 常盤 祐司 技術委員長(10分、会員限定)
13:10 IMS Global 特別講演:
「Improving EdTech Interoperability: Conformance, Certification and
Characterization(EdTechの相互運用性の向上:適合性、認証、および特性評価)」
(ビデオレター、45分、会員限定)Colin Smythe, IMS Global Chief Architect
14:00 テクニカルセッション:IMS Technical Congress 2021からみるIMS技術動向
(45分、会員限定) 常盤祐司 技術委員長
15:00 開会挨拶 事務局(5分)
15:05 招待講演:熊本大学におけるIMS技術標準の活用(45分)
喜多敏博 熊本大学教授、中野 裕司 熊本大学教授
16:00 部会セッション(Caliper部会)(30分)
16:30 部会セッション(CASE研究会)(30分)
1.CASEとは何か 田中頼人 サイバー大学准教授
2.CASEにおけるREST APIとその利用 宮崎誠 帝京大学助教
17:05 閉会 事務局(5分)
17:10 IMS Global Q&A Colin Smythe, IMS Global Chief Architect
(ライブ、30分、会員限定)
IMS Global技術標準に関する質問に直接答える(逐次通訳あり)
【2日目(9月10日)】
10:00 テクニカル(デジタルバッジ部会、応用)ハンズオン(90分)
「ハンズオンセミナ: デジタルバッジの作成から検証まで」
オープンバッジ基本コンセプト・ハンズオン
株式会社デジタル・ナレッジ 秦隆博 シニア・フェロー
オープンバッジ・プラットフォーム・ハンズオン
一般財団法人オープンバッジ・ネットワーク 吉田俊明 常務理事
11:30 ビギナーズセッション(30分)
日本IMS協会 山田恒夫 理事・運営委員長、藤原茂雄 事務局長
13:00 開会挨拶 白井 克彦 早稲田大学 名誉顧問、日本IMS協会理事長(15分)
13:20 基調講演:Enabling All Learners to Achieve Without Limits(すべての
学習者が無制限に学習できるように)(ビデオレター、40分)
Rob Abel, IMS Global CEO
14:00 リーダーズトーク:「COVID-19パンデミックと教育デジタルトランス
フォーメーション(DX)」(60分)
白井克彦 早稲田大学 名誉顧問、日本IMS協会理事長
大久保昇 株式会社内田洋行 代表取締役社長、日本IMS協会副理事長
岸田徹 株式会社ネットラーニングホールディングス代表取締役議長、日本IMS協会
副理事長
川原洋 株式会社サイバー大学 代表取締役学長、日本IMS協会理事
吉田自由児 株式会社デジタル・ナレッジ代表取締役COO
司会: 山田恒夫 放送大学教授、日本IMS協会理事
15:05 招待講演:東北大学におけるオンライン学習環境の歩みと標準化対応(30分)
三石大 東北大学准教授
15:50 事例紹介(60分)
日本IMS協会(一般地域会員、連携会員)
17:00 閉会 事務局(10分)
17:00 IMS Global Q&A(ライブ、30分)
Rob Abel, IMS Global CEO
IMS Global CEO の Rob Abel氏が、IMS Global に関する質問に直接答える
(逐次通訳あり)
【3日目(9月11日)】
13:00 開会 事務局(5分)
13:05 招待講演:「学びのDX」と国際技術標準(60分)
桐生崇 文部科学省 大臣官房 文部科学戦略官/総合教育政策局 教育DX推進室長
藤村裕一 鳴門教育大学大学院教授
14:15 招待講演:国際技術標準と教育データで教え方・学び方がこう変わる!(45分)
緒方広明 京都大学教授
13:10 事例紹介(45分)
日本マイクロソフト株式会社
16:00 部会セッション:学習eポータル 標準モデルと国際技術標準(30分)
石坂 芳実 一般社団法人ICT CONNECT 21技術標準WG
16:35 部会セッション(CASE研究会)(30分)
1.CASEとCASE Network 放送大学 山田恒夫教授
2.我が国におけるCASEの実践事例 株式会社内田洋行 森下誠太氏
17:05 総括・閉会挨拶 山田恒夫 放送大学 教授、日本IMS協会 理事(15分)
17:20 日本IMS協会 Q&A(30分)
IMS技術標準等に関する質問に直接答える。
IMS Japan Conference 2021