子供の読書感想文に頭を悩ます保護者に向けて、光村図書は特別サイト「夏休み 読書感想文お悩み相談室」を開設している。
■保護者からの読書感想文に関する悩みに応える
保護者からの悩みに答えているのは、小学校教諭、司書教諭を経て様々な地域の図書支援にあたってきた藤田利江氏。読書感想文の書き方や本の選び方など、読書感想文に関する悩みに答えている。
<保護者からのお悩み一覧>
どのように書けばいいかまったくわかりません。読書感想文には、決まった書き方があるのでしょうか。
どんな本を選べばよいかわかりません。子どもの興味のある本が、感想文に向かない本で困りました。
子どもの手助けをするために、「印象に残った場面は?」「どこがおもしろかった?」などと声をかけても、「特にない」という返事しか返ってきません。感想をもつにはどうしたらよいでしょうか。
文末が「すごいと思った」ばかりになり行き詰まりました。まだ語彙が少なく、思ったことを文章で表現するのが難しいようです。
人に文章で感想を伝えたいという意欲がないようです。子どものモチベーションをあげるにはどうしたらいいでしょうか。
読書感想文は、どうしても本のあらすじが多くなってしまいます。また、書き出しはどのように書いたらよいでしょうか?
※サイトの回答は『はじめての読書感想文』(藤田利江著、子どもの未来社、2019年)の一部も引用している。
<藤田利江氏プロフィール>
小学校教諭兼司書教諭を経て、荒川区、江戸川区、大和市の教育委員会に所属。3区市を中心にさまざまな地域の学校図書館支援活動にあたる。著書に『はじめての読書感想文』(子どもの未来社)、『藤田式「調べる学習」指導法 小学校編・中学校編』(子どもの未来社)、『図書館へ行こう!楽しい調べ学習』(国土社)など。全国学校図書館協議会 学校図書館スーパーバイザー。NPO法人学校図書館実践活動研究会 理事。