世界最大の女子中高生向け社会課題解決型アプリコンテスト「Technovation Girls(テクノベーション・ガールズ)」が行われ、世界60カ国より、1700チーム合計5900名が参加。日本から出場した23チームのうち、セミファイナリスト(一次選考通過)として5チームが選出。Waffleサポート外チームを含めると日本からは過去最多となる6チークがセミファイナリストとして選出された。
■2010年の開始から世界100か国以上、5万名以上の女性が参加
「Technovation Girls」はアメリカの非営利団体「Technovation」が主催する、次世代の女性IT起業家の育成を目的としたコンテスト。2010年の開始から現在までに世界100か国以上、50,000名以上の女性が参加している。
■チームで社会課題を解決するアプリとビジネスプランを制作
コンテストでは10〜18歳の女性を対象に、1〜5人から編成されるチームが約3か月間かけて身近な社会課題を解決するアプリとビジネスプランを制作。プログラミングなどの技術的なスキルだけでなく、社会課題の解決のためのアイディアや、ピッチ(プレゼンテーション)スキル、起業家精神などをチーム形式で競う。なお、公式の情報提供から提出物への記載に至るまで、すべて英語で実施される。
■3か月かけてアプリとピッチビデオを提出
日本から出場したメンバーは、2021年1月に課題探しからスタート。国内公式アンバサダーであるWaffle及びスポンサー企業9社のサポートのもと、23チームが解決策を考えビジネスアイデアに落とし込み、アプリを開発するプロセスを進めてきた。
■日本からは6チームがセミファイナリストに選出
その間、スポンサー企業やボランティアのメンターが伴走し、2021年4月19日にはアメリカ本部にアプリとピッチビデオを提出。残念ながら、日本リージョンからはファイナリスト(二次選考通過チーム)まで残ることはできなかったが、Waffleサポート外チームを含め過去最多となる6チームがセミファイナリストに選出された。
<セミファイナリスト通過者の作品>
CommuniGate(チーム名:Colorful)
よりよい言い回しを提供するアプリ。
Everdrobe(チーム名:Gummy Bear)
衣服の大量廃棄問題を解決するための衣服の双方向シェアリングサービス・アプリ。
Cook Bond(チーム名:Oh! Odango)
女性の社会進出サポート!お買い物から家族が協力する連携型お料理アプリ。
Glabel(チーム名:Repainters)
訪日・定住した動物性食品を摂取しない人の食事をサポートするアプリ。
Check Point(チーム名:SMASH!)
チェックポイントは電子レシートをもらって共有できるアプリ。森林破壊の抑制と
身近なお財布周りの悩みを解決する。
POPOI(チーム名:S^4)
※Waffle支援対象外チームのため詳細は割愛
<Waffleより2021年度総評>
2021年度のTechnovation Girlsは、23チーム75人の学生の支援、および日本リージョンでのピッチイベントを開催することができた。また、今年は世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の中、プログラムの全ての運営がオンラインとなった。結果として、19都府県および台湾から学生が参加し、地理的条件をこえて機会を提供することができた。そして、日本で初めてのリージョナルピッチイベントも成功に終わり、参加者それぞれが大きく成長する3か月間となった。