日本ピア・サポート学会は「第20回総会・第19回研究大会(浜松大会)」を9月19日(日)にオンラインで開催する。
■学校・学級を児童生徒が助け合い、支え合う親和的な集団に変えるために
いじめや不登校の件数は過去最高を記録し、小学校での暴力行為は10年間で6倍以上になるなど深刻な事態となっている。このような状況を解決するために、学校・学級を児童生徒が助け合い、支え合う親和的な集団に変えることが求められる。その手法の一つとしてピア・サポートが注目されている。
■ピア・サポートとは
教職員の指導・援助のもとに、児童生徒・学生相互の人間関係を豊かにするための場を各学校の実態に応じて設定し、そこで得た知識やスキル(技術)をもとに、仲間を思いやり支える実践活動がピア・サポートとなる。
■児童生徒がサポート活動をするためにトレーニング
ピア・サポートを導入する組織は、教育課程のどこに位置付けるのか等実施の枠組みやねらいを設定。対象となる児童生徒・学生に対して、トレーニングをし、児童生徒・学生がサポート活動をするための計画を立て、実際にサポート活動を実施する。そして仲間とともにうまくいったことなどを共有し、課題になったことを仲間とともに解決し、さらなるスキルの獲得やサポート活動をめざす。
■ピア・サポートに積極的に取り組む浜松市
浜松大会でのシンポジウムのテーマは「ピア・サポートのフィールドの広がりと可能性-人間関係に注目して-」。浜松市では教員ばかりでなく産業カウンセラー、司法書士、大学生、災害ボランティア、民生委員、PTA関係者、社会人などがピア・サポート活動に取り組んでいる。
<プログラム>
<スケジュール>
大会企画シンポジウム 9:25~12:05
テーマ:「ピア・サポートのフィールドの広がりと可能性」-人間関係に注目して-
【シンポジスト】
西本匡志氏(一宮市教育センター所長)
鈴木陽子氏(浜松市教育委員会指導主事)
清水達也氏(日本産業カウンセラー協会執行理事)
【ゲストシンポジスト】
花井和徳氏(浜松市教育委員会教育長)
【ファシリテーター】
山田日吉氏(岐阜県公立学校スクールカウンセラー)
【司会】
加茂直道氏(浜松市立天龍舞阪中学校教諭)
昼休憩 12:05~13:00
総会 13:00~14:00
対象:日本ピア・サポート学会会員
研究・実践発表(分科会)14:10~19:20
1発表40分(発表20分+グループ討議・質疑応答15分+座長からのコメント5分)
×4展開。Zoomのブレイクアウトルームを活用。
現地特別企画会 14:10~16:10
「学生のための、はじめてのピア・サポート」
ファシリテーター:澤田涼(名城大学、学会理事・研修委員)
<大会参加申込>
【申し込みスケジュール】
申込締切日:2021年8月24日(火)
申込方法:以下の専用フォームに必要事項を入力の上、送信
確認・清算方法
申し込んだ人は指定の口座へ8月31日(火)までに振り込む
【郵便局 払込先】
(口座記号・番号)00860-2-189790
(加入者名)日本ピア・サポート学会静岡支部
※通信欄には「大会参加費等」と記入
大会参加費(税込)