2021年9月から開始される「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」に対して、NECなど5社は受験対策用テキストを共同開発する。このテキストは8月下旬に開発を完了する予定。完成したテキストは、開発にあたった5社それぞれが、DS検定対策講座で順次活用する。
■DS検定を2021年9月から開始
データを利活用する人材や、データサイエンティストの育成が求められる中、(一社)データサイエンティスト協会は、データサイエンティストに必要なスキルや知識を測る試験「DS検定」を2021年9月に開始する。
■DS検定に試験範囲に対応したテキストを開発
これを受け、AVILEN、ディジタルグロースアカデミア、NEC、日立アカデミー、Rejouiの5社がテキストを共同開発。DS検定の試験範囲であるアシスタント・データサイエンティストレベル相当と、数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)におけるモデルカリキュラムとを統合した範囲に対応する。
■広範囲な試験範囲への対応が可能に
開発に参画する5社は一般社団法人データサイエンティスト協会員。これら5社が共同開発することで、広範囲な試験範囲への網羅性、各社の専門性や得意領域を掛け合わせることが可能となる。
■開発したテキストを活用して人材育成に貢献
今後は開発したテキストを活用して、5社それぞれが検定対策講座やセミナーなどを展開。「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」の資格を有する人材の育成に貢献する。
<DS検定リテラシーレベルについて>
(一社)データサイエンティスト協会は、2015年、2017年、2019年と3回にわたり、データサイエンティストに必要なスキルや知識をスキルチェックリスト・タスクリストとして定義・公開してきた。スキルチェックリスト・タスクリストは「データサイエンス力」「データエンジニアリング力」「ビジネス力」の3領域で構成。それぞれ3段階のレベル定義がされている。
2021年9月より開催する「データサイエンティスト検定™リテラシーレベル」は、アシスタント・データサイエンティストレベルと、数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが公開している数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)におけるモデルカリキュラムを総合。実務能力と知識を有することを証明する試験となる。