福島県伊達市は、親子で絵本の読み聞かせをすることで子供の想像力や表現力を向上させることを目的に、NTT印刷の「パーソナルちいくえほん」を2021年8月に導入、1歳から3歳の子供に配布した。
■内容が変わる世界に一つだけの絵本
「パーソナルちいくえほん」は、NTT研究所が持つ「子どものことば発達に関する研究データ」をもとに作られた、一人ひとり内容が変わる世界にひとつだけの絵本。絵本の主人公は子供の名前(愛称)で登場。男の子、女の子で主人公のイラストも変化する。
■子供に合った内容に変化
ことばの成長ステージに合わせた内容で、子供が「いま」楽しめる絵本。 商品によっては、子供の「好きなもの」や「もうすぐ話せそうなことば」が登場し、子供に合った内容に変化する。
■プロフィールを絵本に入れて残す
子供へ向けたメッセージや名前の由来など、記念となるプロフィール情報を絵本に入れて残すことができる。世界に一つだけの絵本が、子供にとっての宝物になる。
■絵本を通じて地域とのつながりを強める
伊達市では本事業を通じて、子供が自分だけ・その地域だけの絵本を自治体から受け取ることで、地域とのつながりを強めるとともに、子供の絵本読み体験の充実をはじめとした読書活動を推進する。
<パーソナルちいくえほん導入自治体一覧>2021年7月末時点
北海道東神楽町・鷹栖町・新十津川町、福島県伊達市・川俣町、長野県中野市
兵庫県西宮市、徳島県鳴門市、鹿児島県錦江町、沖縄県恩納村