立教大学は、学生や教員へのサービスの向上と職員の業務の効率化を目的に「AI型 チャットボット」(自動応答システム)を2021年8月より導入する。
■コロナ禍でメディアセンターへの問い合わせが急増したことを受けて
立教大学ではコロナ禍の影響により、2020年よりWeb会議システムを活用したオンライン授業や学内イベントが常態化し、学内のICTサービス部門であるメディアセンターには学生や教員からの問い合わせが急増した。
■サービスの向上と業務の効率化に向けて「AI型チャットボット」を導入
メディアセンターの問い合わせ対応業務が通常業務を圧迫する状況が続いていた状況を受けて、サービスの向上と業務の効率化を目指し、「AI型 チャットボット」をメディアセンターに導入することを決定した。
■窓口時間以外でも質問が可能に
定型の質問に対する対応業務を自動化させることで、学生や教員は窓口時間にかかわらず気軽に質問ができ、迅速な回答を得ることが可能となる。また、対応業務の自動化と標準化を進めることで、職員は複雑な質問に対しては十分な時間をとって対応できる。
■大学全体のサービス拡大を目指す
まずはメディアセンターを中心に導入し運用・定着を進め、今後は他部門の対応業務も含んだ大学全体としてのサービス拡大を目指す。
<AI型 チャットボット 概要>
システム:自動対話エンジン「BEDORE(べドア) Conversation」
導入時期:2021年8月
対象者:在学生約20,000人、教員約2,500名
対象業務:学内ICTサービスへの質問対応