日本最大の競技プログラミングコンテストサイト「AtCoder」の全世界での登録者数が、日本人登録者数が約16万人、外国人登録者数が約14万人となり、2021年6月には合計30万人を突破した。
■新型コロナウイルスの影響で競技プログラマーが増加
2020年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響により外出自粛が進んだことが影響し、インド、中国、バングラデシュなど海外の競技プログラマーが急激に増加した。
■社会的な関心の高まりも影響してプログラミングを学ぶ人が増加
日本国内では、小中学校でのプログラミング教育必修化やコロナ禍で加速した企業の DXなど、プログラミングに関する社会的な関心の高まりに加え、競技プログラミングを学ぶ手段が増えたことも影響し、登録者数が例年を上回るペースで増加した。
<競技プログラミング関連書籍>
競技プログラミングを題材にしたプログラミング学習書籍の中で、AtCoderの問題が活用されている。
・「問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造」(大槻兼資著、秋葉拓哉監修)
・「アルゴリズム実技検定公式テキスト[エントリー〜中級編]」(岩下真也・中村謙弘
著、AtCoder株式会社・高橋直大監修)
<AtCoder が無償提供するオンライン学習コンテンツ>
競技プログラミングで広く使われている C++言語を学べるプログラミング学習コンテンツや、AtCoderユーザーが企画・製作した競技プログラミング学習コンテンツをAtCoderの Webサイトで公開している。
・C++入門 AtCoder Programming Guide for beginners(APG4b)
・典型競プロ 90 問(競技プログラマー・E869120 氏が企画・製作した学習コンテンツ)