長野県ICT教育推進センターは令和3年度の目標を「子どもたち全員が、クラウドによる『同時共同編集』ができる」として取り組んでいく。
■ICT教育の端末整備のあり方などを検討
長野県ICT教育推進センターは、有識者の助言を受けながらICT教育の端末整備のあり方や授業への研修方法、職員研修の充実を図っていく。県全体で取り組むDX戦略「スマートエデュケーションPJ」の目標を達成することを目的に、2021年4月1日に学びの改革支援課内に設置された。
■「長野県ICT学び推進協議会」を開き県内の学校を支援
2021年度から本格的に1人1台端末による学びがスタートしたが、長野県ICT教育推進センターでは、有識者や市町村教育委員会担当者、学びの改革実践校と「長野県ICT学び推進協議会」を開き、県内の小中学校、県立学校を支援する。
■1人1台端末運用に向けてのポイントを立てて進める
令和3年度の目標である、「子どもたち全員が、クラウドによる『同時共同編集』ができる」の達成するため、1人1台端末運用に向けてのポイントを、①管理・運用の基本、②クラウド利用、③組織。支援体制、④ICTの利用、⑤研修・周知、⑥広報を含む情報発信の工夫として取り組んでいく。
■1人1台端末の運用について市町村教育委員会の情報共有を図る
長野県ICT教育推進センターの役割として、①管理・運用の基本は「GIGAスクール構想本格運用時チェックリストをもとに市町村教育委員会に対して情報共有などの支援」を行う。②クラウド利用は「令和2年度に検討、作成した長野県教育クラウドIDに関する相談、運用を市町村教育委員会に支援」する。
■ICTの利用に向けて出前研修などを実施
④ICTの利用に向けては「スタートガイドや出前研修を実施。それとともに悉皆の研修において、ICTを活用したモデル授業の提案、事例収集」を行っていく。