日本個性化教育学会は「個性化教育から見た個別的な学びと協働的な学び」をテーマに第14回全国大会を8月28日(土)・29日(日)にオンラインで開催する。
■同調圧力を感じる子供が増えている現状を指摘
2021年1月26日の中央教育審議会答申では「学校では『みんなで同じことを同じように』を過度に要求する面が見られ、学校生活においても『同調圧力』を感じる子供が増えていった」ことや、そこから「非合理的な精神論や努力主義、詰め込み教育等との間で負の循環が生じかねない」ことが指摘されている。
■個別最適な学びへの期待が高まる
そうした現状を克服する方策として、「協働的な学び」との互恵的で相補的な関係を保ちつつ、「個別最適な学び」が一層、発展・拡充することへの期待が高まっている。今回の大会では、個性化教育の立場から、今後に求められる個別最適な学びと協働的な学びのあり方について理論的、実践的に深めていく。
<日本個性化教育学会 第14回全国大会 概要>
開催日時:2021年8月28日(土)、29 日(日)
実施形態:オンライン(Zoom)による開催
申込締切:2021年8月23日(月)まで
参加申込:オンラインでの開催に伴い、参加申込並びに参加費の支払いは、すべて
インターネットで行う。
以下のWebから申し込む。学会 HP のトップページからも入れる。
手続き確認後、8月25日(水)までに、登録いただいたメールに参加に必要な Zoom
のリンク、大会要項のダウンロード等の情報を送信する。
大会参加費:会員2,000 円 非会員3,000 円
※別途、システム利用料がかかる。
※同じサイトから期間限定で大会の参加の有無にかかわらず年会費の支払いもでききる
<スケジュール>
【第1日目(8 月28日)】
9:45~10:00 開会行事
10:00~12:30 対談「個に応じた指導から個別最適な学びへ」
天笠茂(千葉大学名誉教授)、加藤幸次(本会会長、上智大学名誉教授)
コーディネータ:奈須正裕(上智大学)
12:30~13:30 昼食・休憩
13:30~16:30 分科会1・2、自由研究発表1
◯分科会1「自由進度学習フォーラム」
コーディネータ:佐野亮子(東京学芸大学)
話題提供:山形県、広島県、長野県から各1校の実践報告
◯分科会2「英語教育の新たな展開」
コーディネータ: 伊藤静香(帝京平成大学)
話題提供:坂本ひとみ(東洋学園大学)、石井英里子(鹿児島県立短期大学)
松倉紗野香(埼玉県立伊奈学園中学校)
◯自由研究発表1
【第2日目(8月29日)】
9:30~12:30 分科会3・4、自由研究発表2
◯分科会3「個性化教育における多様性と包摂」
コーディネータ:伏木久始(信州大学)
話題提供:野口晃菜(LITALICO 研究所)、矢田明恵(ユヴァスキュラ大学)
池田信一(志免町立志免西小学校)
◯分科会4「個性化教育と探究・総合的な学習」
コーディネータ:藤本勇二(武庫川女子大学)
話題提供:佐野正樹(北見市立三輪小学校)、三橋和博(阿波市立吉野中学校)
箱根正斉(西宮市立北六甲台小学校)
◯自由研究発表2
12:30~13:30 昼食・休憩
13:30~16:30 シンポジウム「個別的な学びと協働的な学びの一体的充実」
司会:奈須正裕(上智大学)
シンポジスト:合田哲雄(文部科学省)、秋田喜代美(学習院大学)
中川一史(放送大学)
16:30~16:40 閉会行事
16:40~17:00 会務総会
<大会プレ企画>
開催日時:2021年8月7日(土)19:00~21:00
シンポジウム「世代を越えて未来につながる個性化教育」
小学生として個性化教育を経験し、現在教員として頑張っている3人と当時の担任、
さらに学校研究の指導に当たっていた加藤会長が登壇し、個性化教育の意義と今後の
可能性や課題について語る。
シンポジスト:中島信(立命館小学校)、吉田瑞紀(福井県教育委員会)飯干新(広島県
教育委員会)、向井秀則(東広島市立三ツ城小学校)、竹内淑子(元・東浦町立緒川
小学校)、加藤幸次(本会会長、上智大学名誉教授)ほか
実施形態:オンライン(Zoom)開催
参加費:無料
申込締切:2021年8月5日(木)まで
参加申込:以下のグーグル・フォーム(グーグル・アカウントが必要。アカウントの取得
は無料)から申し込む。