清教学園中・高等学校は、2021年度より生徒に加えて、すべての保護者に Google のアカウントを発行。これにより、プリントを配布していた時に見られた連絡漏れが少なくなると同時に、2か月でペーパーレス化が加速した。
■Google のアカウントを保護者に発行することで連携が進む
清教学園中・高等学校は保護者との連携をさらに充実化させるため、Google Workspace for Education のアカウントを保護者にも発行。これにより、2018年度からGoogle Workspace for Educationを利用する生徒と同様に、保護者とも学校との協働的な連携が図れるようになった。
■Classroomによるオンライン通知で確認
これまではホームルームの時間にプリント配布し、生徒を通じて手渡していた保護者への連絡が、保護者へのアカウント付与により、Classroomによるオンライン通知で確認できるようになった。この試みにより、すべての連絡が保護者に届き、家庭内で親子での確認機会を増やし、互いに話し合うためのきっかけになっている。
■ペーパーレス化により環境保全を実現
Classroom を通じた連携が可能になったことで、連絡漏れが少なくなると同時に、学校の「ペーパーレス化」が加速度的に進んだ。オンライン通知を活用した保護者とのやりとりの結果、開始2か月で約2割のペーパーレス化が実現し、探究型授業においてSDGsを取り上げている同校において、環境保全に実績として貢献できる形ともなっている。
■Google Workspace for Educationを基本ツールとして活用
清教学園中・高等学校では、コロナ禍による全国一斉休校の際も、これまで段階的にICT環境整備を進めていたことから、2020年4月15日にはオンライン学習を始めることができた。また、学習内容にのみICT環境の利用を限定せず、生徒たちが心身の成長を遂げられるように、Google Workspace for Educationを基本ツールとして活用している。
■Classroomを通じて学習教材の提供が可能
生徒や保護者へのアカウント設定が新入学の段階で可能だったということが、Google Workspace for Educationを基本ツールとして選択する決め手となった。また Classroomを通じて学習教材の提供や生徒とのやりとりができるという点、ビデオ会議システム「Meet」を活用して双方向でのつながりを持つことができるという点なども採用に至った背景となる。
■保護者は手元のデバイスで学校からの連絡を確認
Classroomを活用することで、シラバスをはじめ学年学級懇談会の資料などのペーパーレス化が進み、保護者はいつでも手元のデバイスで学校からの連絡内容を確認できるようになった。Classroomが情報共有のプラットフォームになり、ペーパーレスでありながら保護者と学校の確実な連携が可能となった。