(一社)Bridge for Fukushimaとアクセンチュアは2019年に一般販売を開始した「農業経営カードゲーム(農トレ)」を増版し、2021年7月から第2版の発売を開始した。
■農業マーケティングの授業で得られた知見をもとに開発
「農業経営カードゲーム(農トレ)」は宮城県農業大学校の川口友和教諭(当時)の協力を得て2015年から開発。Bridge for Fukushimaとアクセンチュアが福島県や宮城県の農業高校で行ってきた、農業経営マーケティングの授業で得られた知見をもとに開発された。
■様々な条件を乗り越えて農業経営を進める
経営資源や不慮の出来事への対応など農業経営にかかわる判断を下しながら販売利益の最大化を目指す。授業で農トレを活用した生徒からは「うまくいったり、失敗したりゲーム性がありおもしろい」などの感想が寄せられている。
■ニーズに応えて第2版を発売
経営感覚を演習的に学ぶことも可能なためアクティブ・ラーニングにも最適。学校からのニーズも高まっている中、今回の増版となった。
<農トレの遊び方>
資金5000万円を元手に、様々なイベントが起こっても収穫量が減らないように、うまく作物を栽培して販売し、どれだけお金を稼げるか班ごとに競い合う。最終的に手元に多くのお金が残ったチームが勝ちとなる。
6~7人でチームを組み、ゲームを始める前に役割分担を決める。役割は社長、経理、部長、財務部長、農場長、営業部長、法務部長があり、それぞれの会社の役割に応じた範疇で判断を下す。
ゲームは「土地カード」のくじ引きから始まり、どのような土地で農業を営むのかを決める。その後、「作物カード」の選択、「農業資材カード」の選択、「従業員カード」の選択、「販売先カード」の選択、事業コストの計算、収穫量と売上の予定の計算、「局地イベントカード」のくじ引き、収穫量の実績の計算、「全体イベントカード」のくじ引き、売上の計算、決算までの年間の流れを3回、3年分体験したのち最終決算となる。
<「農業経営カードゲーム(農トレ)」概要>
商品名:農業経営カードゲーム「農トレ」
対象者:高校生・大学人・社会人など
第2版発売日:2021年7月1日
価格:18,000円(税別)
パッケージ内容物:47種類528枚、化粧箱(大箱+間仕切り7枚)
製造・販売:一般社団法人Bridge for Fukushima(BFF)
企画・開発:アクセンチュア株式会社
販売方法:BFFのWebサイトにてオンライン販売
問合せ先:info@bridgeforfukushima.org