文部科学省は「特別支援教育に関する実践研究充実事業」を実施。知的障害に対する通級による指導について、その効果や課題の抽出を行うため、実践研究を行う研究指定校を7月30日(金)まで募集する。
■知的障害のある児童生徒に対する通級による指導の有効性を検証
特別支援教育に関する実践研究充実事業では、知的障害のある児童生徒に対する通級による指導について、その有効性を検証する。そのため特定の学校を学校教育法施行規則第55条に基づく研究開発を実施する学校に指定。知的障害のある児童生徒に対する通級による指導についての研究開発を行っていく。
■指定を希望する学校は教育委員会などを経由して研究指定申請書を提出
研究指定校の指定を希望する、国立、公立または私立の小・中・高等学校等は、都道府県の教育委員会または知事を経由して文部科学省に研究指定申請書を提出する。また、指定申請書には当該学校の指定に関する同意書を添付する。
■公募対象
公募対象となるのは「都道府県・指定都市教育委員会」「市町村教育委員会」「附属学校を設置している国立大学法人」「小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中等教育学校を設置する学校法人」。なお、都道府県教育委員会は、域内の市町村教育委員会に本事業の一部を再委託することが可能。
■予算の範囲内で必要な経費を支出
文部科学省は、予算の範囲内で本事業の実施に当たり必要な経費を支出する。なお、文部科学省は、必要に応じ、経理処理状況について実態調査を行うことができる。
<公募スケジュール>
1.企画提案書提出締切り:2021年7月30日(金)18時15分
(Eメールで企画提案書を提出する)
2.申請事業の審査:2021年8月上旬(予定)
3.選定結果の通知:2021年8月中旬(予定)
4.契約締結:2021年8月末旬(予定)
※研究指定校としての指定の期間は原則として2年となる
<申し込み・問い合わせ>
企画提案書は原則Eメールで提出し、直接持参やFAXによる提出は不可とする。企画提案書の提出先など詳細については、以下のWebの(5)公募要領等で確認する。