高校生がPCを使ってできるようになりたいことは、1年生が「早く正確な文字入力」「基本的なPCの操作」などPCを使うための基礎的なことに対して、2年生以降はOffice系ソフトを使いこなしたいという回答が高くなることが、LINEが全国の高校生を対象に実施した調査(有効回答数1050サンプル)から明らかになった。
■動画を見るだけでなく「動画の編集」にも興味
LINEが高校生を対象に実施した調査では、PCを使って今後できるようになりたいことのトップ3は「早く/正確な、文字入力」「キーボードを見ずに、文字入力(ブラインドタッチ)」「動画の編集」となる。PCで普段していることの1位は「動画を見る」だが、見るだけではなく自分で編集をすることにも興味があることがわかる。
■高1の多くはPCの基本的な操作を望む
PCを使ってできるようになりたいことを学年別に見ると、1年生では「早く/正確な文字入力」や「基本的なPCの操作」など、PCを使うための基礎的なことをできるようになりたいという割合が高くなっている。また「動画の編集」「写真や画像の編集」なども上位にランクインしている。
■高2以降でOffice系のソフトを使いこなせるように
2年生以降になると「表計算ソフトを使いこなす(Microsoft Excelなど)」「文書作成ソフトを使いこなす(Microsoft Wordなど)」「プレゼンテーションソフトを使いこなす(Microsoft PowerPointなど)」などOffice系のソフトを使いこなしたい、という割合が増加傾向にある。ほかにも「ショートカットキーを使いこなす」が3年生で高い割合となっている。
■約7割の高校生は自宅でPCを使用
「自宅にPCやタブレットはない」と答えた人は12%で、「自宅にPCやタブレットはあるが、自分が使うことがあるものはない」という人は16%。残りの7割が自宅でPCやタブレットを使っている。デスクトップPCを使っているのは約2割で、高校生の大半はノートPCやタブレットを使用している。
■PC利用のトップ3は「動画を見る」「検索する」「インターネットをみる」
自宅にあるPCでしていることのトップ3は「動画を見る」「検索サイト/サービスで検索する」「インターネットサイトをみる」。男女別にみるとTOP3の項目をはじめ「音楽を聴く」「ゲームをする」など、多くの項目で女子高生と比べて男子高生の割合が高くなっており、男子高生のほうがPCで様々なことをしていることがうかがえる。
■女子の方が幼い頃からPCを使いはじめる傾向に
PCをいつ頃から使い始めたかという質問で、もっとも多かった回答は「高校生になってから」の27%で、次に多かったのは「中学生」の25%となる。男女別では、女子高生のほうが「小学校に上がる前から~小学6年生」までに使い始めた人の割合が高くなっている。
■ブラインドタッチは学年が上がると増加傾向に
文字入力の方法は「キーボードを見ながら・確認しながら」がもっとも多く、全体で7割超となっている。「ブラインドタッチ」で文字入力するのは女子が17%なのに対し、男子の方が26%と高くなっている。また、男子は2年生以降になると3割弱がブラインドタッチをするようになるなど、高学年になるとやや増加傾向にある。
【調査概要】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2021年5月27日~2021年5月28日
有効回収数:1050サンプル