NPO法人みんなのコードと(一社)Waffleは、小学校の女性教員向けに特化したプログラミング教育の教員養成プログラム「SteP(ステップ)」を開始する。
■プログラミング教育に女性教員の積極的な参画を促進
「SteP」はプログラミング教育において小学校の女性教員の積極的な参画を促進する。最終的には学校教育における「ITや理系は男性が選択するもの」といったアンコンシャスバイス(無意識の思い込み)やジェンダーギャップの解消を目指す。
■プログラミング教育が男性教員に偏りがちに
小学校教員の61.6%が女性にも関わらず、みんなのコードが小学校教員向けに行ってきた「プログラミング教育指導教員養成塾」に参加する教員の約80%が男性であることから、ジェンダーバランスの不均衡に問題意識を持っていた。プログラミング教育を積極的に実践する教員が男性に偏っているということは、女子生徒がプログラミングに関心を持ちづらくなる可能性がある。
■多くの女性教員にプログラミング教育を教える
この課題を解決するべく、みんなのコードとWaffleが協働し、小学校の女性教員限定でプログラミング教育を実践できる環境づくりをサポートする。本プログラムを通じて、ジェンダーステレオタイプを取り除き、より多くの女性教員にプログラミング教育を教えることを促すことを目指す。
■2日間の研修後に授業でプログラミング教育を実践
具体的には、インプットを目的に2日間の研修を行った後、参加者が所属校にて授業の実践を実施。3学期にその実践内容を参加者同士で共有する。また、研修では専門家からジェンダーステレオタイプに関するレクチャーを受けたり、みんなのコードの「プログラミング教育指導教員養成塾」の女性修了生のサポートや、全国から集まる仲間とのネットワークを構築できることも大きな特徴となる。
<SteP開催概要>
期間:2021年8月~2022年3月(うち3日間)
参加条件:全国の小学校の女性教員
参加費用:無料
開催場所:東京都内の会場(未定) ※オンライン参加も可
募集人数:60名(会場参加は上限30名程度を予定)
内容:
第1回:2021年8月11日(水)14:00~16:30
-プログラミングってどう教えるの?
-ジェンダーステレオタイプに関する講演1
第2回:2021年8月12日(木)14:00~16:30
-プログラミングの授業を考えてみよう
第3回:日程調整中(2022年1月〜3月の間に開催予定)
-実践した授業について共有しよう
-ジェンダーステレオタイプに関する講演2
※第2回と第3回の間に、所属校にてプログラミングの授業を実践する。
エントリーについて:参加希望者は以下のエントリーフォームに申し込む。
※参加確定の人には、エントリーから2週間以内に連絡する。
応募締め切り:2021年7月30日(金)