遠隔地の小規模校である、岩手県立大槌高等学校、山形県立小国高等学校、熊本県立小国高等学校の3校をオンラインでつないで6月1日、2021年度第1回目の探究活動が行われた。
■「学校横断型探究プロジェクト」の参加校として実施
この活動は、NPO法人カタリバが実践型探究学習プログラム「マイプロジェクト」事業の一環として2020年度から実施。遠隔地にある小規模校を対象に、多様な興味・関心に応じた探究を実現する「学校横断型探究プロジェクト」として、3校に参加を呼び掛けて2年生を対象に行われた。
■2年生全員がZoomを使って交流
2020年度から「学校横断型探究プロジェクト」に参加した、岩手県立大槌高等学校、山形県立小国高等学校、熊本県立小国高等学校の3校は、カタリバが実施している「マイプロジェクト」の大会に参加するなど、以前から交流を図ってきた。そうした背景もあり、カタリバが橋渡し役となって生徒間の交流が実現。2年生全員がZoomを使って、それぞれの研究テーマについて話し合う。2020年度は9月と12月の2回にわたって2年生(現・3年生)による交流が行われた。
■2021年度も継続して交流を深める
岩手県立大槌高等学校、山形県立小国高等学校、熊本県立小国高等学校の3校の交流は2021年度も継続して実施が決定。第1回目の交流は6月1日に行われ、3校合わせて約140名の2年生が参加。今年度の2年生は初顔合わせとなることから、アイスブレイクを通してコミュニケーションを図り、自分の探究のテーマなどを出し合った。
■今後はゼミ形式でグループワークを実施
2021年度の交流は全4回行われ、2回目の交流7月13日(火)に行われる予定。次回はゼミ形式でテーマごとにグループに分かれて、そのテーマに関わる大学生や関係者から話を聞くなどグループワークを実施する。
■新たに2021年度から3校が交流
NPO法人カタリバでは2021年度に、新たな先進モデルを共に作り上げる参加校を募集。2020年度から取り組んできた3校に加え、新たに2021年度も小規模校(全校生徒数200人以下、1学年2クラス以下相当)3校による交流が7月から開始される。