近畿大学は授業前から授業後までオンラインの教育を一元化するため、6月18日(金)から理工学部情報学科にDXプラットフォーム「Schoo Swing(β版)」をテスト導入した。
■幅広いオンライン形式の授業に対応
「Schoo Swing(β版)』」は、オンラインでのライブ/オンデマンド形式の授業に加えて、学生が自身の状況に応じて対面授業とオンライン授業のどちらを受講するか選択できるハイフレックス形式の授業にも対応。それらを組み合わせることで最適なハイブリッド型教育が行える。
■複雑なシステム構成を「Schoo Swing(β版)」で代替可能
オンデマンド授業を管理するCMS、テレビ会議システム、教材配布や学習データを管理するLMSなど、複数のツールを組み合わせて対応することが多い複雑なシステム構成を「Schoo Swing(β版)」1つで代替可能。そのため教職員の授業以外の作業負荷を削減できる。
■データ活用で授業体験の質を向上
スクーのノウハウを活かしたプロダクト設計とライブ視聴、オンデマンド視聴、出席、課題提出状況など学生の広範なアクティビティデータが取得可能となる。学生ごとの学習状況の正確な把握ときめ細やかな指導、教材の質向上、教員の授業の質評価などに活用することで、授業体験の質向上を実現できる。
■対面とオンラインを組み合わせた授業の提供を実現
今回、近畿大学が「Schoo Swing(β版)」をテスト導入する目的は、ポストコロナ時代に求められる教育環境構築の一環として、対面とオンラインを組み合わせた学ぶ場所にとらわれない高品質な授業の提供を実現すること。また、今回のテスト利用で教職員や学生の声を製品に反映させ、改良を行っていく。
<近畿大学の今後について>
近畿大学は、ニューノーマル時代の新たな教育の提供ならびにポストコロナを見据えた学習環境の整備を目指して、授業のオンデマンド化・オンライン化を推進する。対面授業に加えてオンデマンド授業を新たな選択肢の一つとして提供し、学生が時間と場所の制約なく学業と生活を両立させることができるようにする。また本学の情報学研究所では、『Schoo Swing(β版)』によって収集される様々なデジタルデータを活用することで、教育をデータに基づいて科学的に分析する。