総合型選抜専門塾AOIが、総合型選抜(AO入試)対策として開発した映像授業サービス「Mushroom」は2021年5月にサービスを開始。1か月で100名以上の受験生が利用しているが、新たに離島に住む子供たちや難病を抱える子供たちにも、オンライン個別指導塾「エイドネット」を通じて提供を開始する。
■統合型選抜から生まれる受験対策の機会不平等
総合型選抜(AO入試)は、2020年度に文部科学省より、提出書類や面接に加え「学力評価」が義務付けられ、名称も「総合型選抜」と改められた。総合型選抜は合格基準や対策方法が明確でないため専門塾での対策が主流となっており、居住地や経済的問題で諦める受験生も多い。また、学校においても対策基盤がなく教師への業務圧迫も問題になっている。
■動画配信サービスで居住地や経済的な不平等をなくす
「Mushroom」は、全国初となる総合型選抜の専門動画配信サービス。居住地や経済的な問題で専門塾へ通えず対策を諦める受験生がいる中、総合型選抜対策への機会均等と、それに伴った教育格差是正への貢献を目指し開発された。
■55本の動画授業で構成
「基礎知識編」「志望理由書対策編」「小論文対策編」「その他対策編」の合計55本の動画授業により構成。総合型選抜や指定校推薦、公募制推薦に必要な情報をインプットできる。さらに、動画を見て終わりではなく独自の「ワークシート」でアウトプットが行える。
■離島の子供に「Mushroom」の提供を目指す
新たに、オンライン個別指導塾「エイドネット」へ「Mushroom」の導入を決定。エイドネットは「学習したい人全てに光を当てたい」という想いから、離島に住む子供や難病を抱える子供へも積極的に教育を提供している。
■持続可能な社会の実現を目指す
「エイドネット」は奄美大島大和村で公営塾として導入されたほか、長崎県壱岐市と連携協力協定を締結。エイドネットの遠隔技術を活かし、離島での教育格差解消の取組や雇用の創出など、持続可能な社会の実現を目指す。