市川ソフトラボラトリーは、リアルタイム視線補正&画質調整技術「WATCHMe」を発表。オンライン会議などで、PCカメラと液晶モニターの視差からうつむきがちになってしまう目線と、明るさ・色合い等の画質をリアルタイムで補正する。
■カメラ目線の画像をリアルタイム合成
オンライン会議では、インカメラが液晶モニター上部に位置するため、液晶モニターに映る相手を見て話すと、自分の映像は目線がうつむきがちになってしまう。「WATCHMe」は、リアルタイム映像へ事前に撮影しておいたカメラ目線の目の画像をリアルタイム合成。相手から見たときに目線が合うような映像を作り出す。
■撮影した画像の中から顔の角度が近いものをカメラ映像に当てはめる
「WATCHMe」を起動後に、初期設定としてWebカメラで様々な角度のカメラ目線写真を撮影する。その後、普段使っているビデオ会議ツールで「WATCHMe」をWebカメラとして選択。あとは自動で事前に撮影した画像の中から顔の角度が近いものを検索し、目の部分をリアルタイムでカメラ映像に当てはめる。
<WATCHMe 特長>
【リアルタイム視線補正技術】
能力の低いノートPCでも視線補正が可能。高速低演算特徴点検出の特許技術を応用する
ことで、一般的なWindowsノートPC程度の演算能力でもリアルタイムで視線補正を可能
にした。
【リアルタイム画質調整】
視線補正だけでなく、明るさや色合い、コントラストなどオンライン会議に最適な画質に
調整できる。
【仮想Webカメラとして動作】
インストール型のソフトウェアで、PCにインストールすることで仮想カメラとして動作
する。事前にキャリブレーションを行うことで、ビデオ会議ツール(Zoom、Teams、
Google Meet、Skypeなど)からカメラとして選択して使用できる。