凸版印刷は工場・ショールーム・博物館・美術館などの施設見学をオンラインで行う「オンライン施設見学ソリューション」を大幅にアップデートし6月11日から提供を開始した。
■物理的課題や参加者の反応が読めないなどの課題が
オンライン工場見学などのライブ配信の実施では、スタッフの運用負荷や施設内のインターネット環境整備などの物理的な課題に加え、参加者の反応が読めず一方的なコミュニケーションになってしまうといった課題があった。
■リアルタイムで参加者の反応を可視化
そうした課題に対し、凸版印刷は2020年6月から提供している「オンライン施設見学ソリューション」をアップデート。事前に作成した施設内の360°映像や作業員の主観映像といった臨場感のあるコンテンツとともに、リアルタイムで参加者の反応を可視化する機能を追加。双方向のコミュニケーションを図りながら、オンライン上でライブアテンドを行うことが可能となる。
<アップデート詳細>
【360°VR映像・作業員の主観映像】
参加者のニーズに合わせてアテンドを行うことができる360°VR映像や、実際に作業しているような疑似体験ができる作業員の主観映像などを提供。事前に撮影した臨場感のある映像コンテンツを用いてライブアテンドする。それにより現地のネットワーク環境等に左右されず、安定したクオリティで配信を行うことができる。
【参加者の反応が分かるGX-ボタン】
オンラインでは把握することが難しい参加者の反応を、感情確認デバイス「GX-ボタン」でリアルタイムに計測。参加者のニーズをLIVE配信に反映することができる。参加者は「GX–ボタン」を押すことで理解度を送信。集計されたデータはリアルタイムで可視化される。これにより、参加者の理解度やニーズに合わせたアテンドが可能となり、参加者のCXが向上する。